2011年1月30日日曜日

エジプトの革命は世界をどこに連れていくのか?

チェニジアから飛び火して25日から始まったエジプトのデモ活動は革命の様相を帯びてきました。

しかしこの革命の行き先は定かでありません。

ムバラク大統領が国外に逃亡するのは時間の問題でしょう。彼が後継者と考えていたらしいガマル・ムバラクとその一家も国外に逃亡したという話もあり、またイスラエルの大使館とその職員家族も国外に非難したようです。

なんだかメルトダウンはもう時間の問題って感じのようです。

軍隊が出動していますが、エジプトは徴兵制を敷いていることもあり、軍隊は基本的に民衆寄りのようです。

twitter で#jan25、あるいは #cairo というハッシュ・タグを検索するとおびただしい数のtweet が出てきます。国がインターネットと携帯電話を止めたようですが、昔ながらのダイヤルアップでは繋がるようで、あちらこちらの掲示板にタダで利用できるダイヤルアップの電話番号とアクセス方法が書いてあります。

またツイッターもFacebook もIP アドレスを直打ちすれば繋がるらしく、それらのサイトのIP アドレスもあっちこっちに書かれています。「口コミで広めて!」と書いてあり、緊迫感が伝わります。

では暴動の動画、ご覧ください。凄まじいです。



夜間は外出禁止令が出たそうですが従う人は少なく、夜間も凄まじい暴動が続いています。


このデモ活動、すでに各地に飛び火しつつあります。アメリカでもCNN の前やホワイトハウスの前で小規模ながらデモが起きています。



さてこの暴動の行方、どうなるんでしょう?

ムバラクが退いた後にすぐに政府が出来ればいいんですが、微妙だと思います。軍隊 vs. イスラム原理主義による内紛に落ち入ると考える人も多いようです。どちらの側が政権を掌握したとしても、以前のような親米の独裁政権ということは多分ないでしょう。

そしておそらく数週間以内のうちにヨルダン、イエメン、サウジアラビアなどの隣国に飛び火し、あちらこちらで暴動が起きるでしょう。1年半前のイランのように暴動を押さえ込むことができる政府もあるかも知れませんが、失敗すれば中東全体がずっと内紛続きになるような非常に不安定な状況もありえます。また速やかに民主主義国家が作られていくかも知れません。

仮にどの国でも革命が起きてスムーズに事が運び、民主主義国家となったとしましょう。しかしそこで誕生するのは親米国家ではないでしょう。

アメリカも10年近く続く2つの戦争と世界不況で体力がないですから、中東での影響力は落ちざるを得ないと思います。

そしたらこれらの国から産出される原油はどのような値段でどういう形で取引されていくんでしょう?

これからどうなっていくのか予断を許しませんが、私たちは多分、90年代のベルリンの壁の崩壊に匹敵するような歴史的なターニングポイントを目撃しているんだと思います。

さて、もしもこの暴動騒ぎが中国に飛び火したらどうなるんでしょう?

このネット時代、他国で起きている革命騒ぎを完全に隠し通すなんてことはできません。

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