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Brighture English Academy 代表。趣味はウクレレとかハイキングとかDIYとか旅行などなど。在米20年。シリコンバレーに住みつつ、日本とアメリカとフィリピンで会社経営しています。最近は英語教育がライフワークになりつつある。

2011年4月25日月曜日

「老人不況」を生き延びるには

前回のブログで、「老人多過ぎ!」っていう話を書いたんですが、次はこの老人社会でどうやって生き延びて行くのかを考えてみたいと思います。

一番手っ取り早いのは国外脱出です。日本は当分の間老人が金を溜め込み使わない社会が続きます。従って日本にいても現在の給与所得者の給与が上がる余地はほとんどありません。このブログの読者がもしもまだ30歳前なら真剣に海外への転出をお勧めします。

しかし諸事情あって日本を出れないとしましょう。そうしたら老人向けの商売をするのがいいのではないかと思います。

老人だって少しは金を使います。いくつか考えてみましょう。

1. 老人向けのパソコンサービス
私は帰国する度に親のパソコンサービスをやっています。分からない事を教えたり、ワイヤレスのルーターを整備したりとけっこう毎回やる事があります。iPad などは極めて優れた商品だと思いますが、あれを立ち上げる事自体が老人には極めて困難です。私も自分の生活もありますから頻繁に帰国して世話を焼くのも無理があります。同じような境遇の人は少なくないでしょう。ですのでこうした環境の構築とメンテをやって上げる出張サービスはかなり需要があるのではないかと思います。

2. 老人の衣料販売
老人だってお洒落したいです。今回の帰国時も素敵な老人のカップルをたくさん見ました。おそらく奥様のお見立てなんでしょう。老人用というと途端にジジババ臭い服が増えてしまいます。奇抜すぎず、それでいて着心地の良い若く見える衣類などが開発出来ればそうとう売れるのではないでしょうか?またヒートテックのような機能性の高い衣類も売れるでしょう。ただ「老人用」と銘を打つと途端に売れなくなる気がします。上手にマーケティングをすれば相当な勝機があるでしょう。

3. 老人向けのソーシャルネットワーク
facebook やmixi のようなものですが、もっと敷居を下げられないのかな?と思います。例えばですね、旅行の予約ひとつだってグーグルで適切なサービスを見つけること自体が難しいと感じてしまう人も多いわけです。そんなときにソーシャルメディアをウマく利用出来ないのかと思います。上手にやれば極めて流行るような気がします。

4. 老人向けの食料品。
まあこれ、老人向けって言うよりは金持ち向けかも知れませんが、非常に美味しいものを高価で小口で販売するんです。手の込んだ和食。手の込んだおいしいパンやお菓子。美味しい日本酒などなど、です。多分潜在的な需要は相当あります。

さて。老人向けはやりたくない人は何をやればいいんでしょう?

そりゃ海外向けのビジネスでしょうね。
たとえば観光。

外国からお金持ちに来て貰い、たとえば田舎暮らしを体験してもらうとか、スキー三昧してもらうとか。ひと捻りした観光サービスはそうとう伸びしろがあると思います。web ページを作って英語で直接集客をするんです。

あるいは中国や韓国などのお金持ち向けに高額商品の販売など。ブランドを築く努力が必要ですが、新興国の成金は金が使いたくてうずうずしているはずです。そこには日本の高級品は充分に売って行ける余地があるでしょう。食器、衣類、化粧品などなど。いくらでも思いつきます。

他にも色々あるとは思うんですが、老人ではない日本人相手の薄利多売だけはヤメた方がいいです。だれも金持っていないですから。忙しいだけで右往左往して月日が流れてしまうでしょう。

以上は思いつきですが多分そんなに外れていないと思います。この「老人不況」は多分後40年は軽く続きますから真剣に身の振り方を考えた方がいいように思います。


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老人大国、日本

先週1週間は日本に帰国していたのですが、地震よりも放射能よりもなによりも驚いたのが老人の数です。

一体どこからあんなに湧いてきたのかと思うほど街に老人がいました。スーツケースを持っていたんでエレベータを利用する事が多かったのですが、どこの駅のエレベータ乗り場も老人が列を成していました。

なんというか老人の数がある臨界点を越えたというかそんな感じがしたほどでした。

色々な所で識者が声を上げているので皆さんご存知だと思いますが、団塊の世代が現在ぞくぞく退職中です。向こう2年ほどの間にかれらはすべて年金生活者となります。この世代、エネルギッシュな方が多い世代なので、一度退職した後も再び就職されている方も多いようですが、向こう数年のうちにはこの世代はほぼ全員年金生活者となるでしょう。

さてこの退職した方達が典型的なシニアルックに身を固めて昼間の時間帯に街を闊歩し始めたために老人の姿が急に目に付いたのでしょう。何故かカップルでお出かけなさっている方が多く、奥様に手を引かれている男性の方を何人もお見かけしました。

さてこの年金生活者の皆様、当たり前ですが金を使いません。人生80年時代に突入した今、65歳から死ぬまでの長い年月を考えれば金を使わないのは当たり前です。また歳をとればとるほど病気がちになります。介護施設の絶対的な不足などを考えれば、将来に備え金を備蓄するのはさほど不思議ではありません。私が老人でも金を使わないでしょう。

これって大問題です。

2015年には4人に1人が高齢者になるって統計局のホームページに出ています。

4人に1人は金を稼ぎもしないし、使いもしないんです。

でも金を使わないと経済って廻りません。

私は以前、「まあ高齢者が死ねば若い層に財産の移転が起きるから、みんな金使うようになるんじゃネエの?」とか考えていたんですが、そんな事は起きません。

何故かって?だって平均寿命が男性が79.59歳、女性が86.44歳ですよ。ってことは遺産を相続する息子や娘たちももう定年目前とかですから、老人から老人に財産が移転してしまい、その金はまた死蔵されてしまいます。うちの母親だってピンピンしてます。多分彼女の遺産が私の懐に入る頃には私は60台の後半になっているでしょう。

ですのでなにか生前贈与が極めて盛んになるような方法を考えないと、今後40年ぐらいは景気が回復するような事は間違ってもないでしょう。

私は経済学者でもなんでないので国の政策はよく分かりませんが、社会保障費を減らす事と若者への財産の移転は早々に明日にでもなにかした方がいいんじゃないか、ぐらいは思いつきます。

さて次に、この日本の高齢危機に今の若者〜中年までぐらいの人達がどうやって自己防衛出来るのか個人の視点で考えてみたいと思います。

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2011年4月15日金曜日

変化を嫌悪する哀しい習性

こんなにもの凄い騒ぎになっても反原発に反対な人がけっこういるようです。別に積極的に原発推進って訳じゃないけれども、まあとにかく電気足りないみたいだから今まで通りの暮らしで、原発があってそれでいいじゃない、みたいな感じの人達のように見受けられます。

で、こういう人達、なんか「反原発」って聞くとメチャクチャ腹が立つようです。

ん〜。こういうメンタリティって結構日本では普通ですよね。

例えば会社の方針やら上司やらに不平不満があるのに飲み会の時だけ散々ブーブー言って絶対に表立って抗議せず、誰かが公に抗議したりすると、「なにあいつ格好付けてんだよな〜」みたいなことを言って急に冷めてたりして、今度は飲み会の酒の肴が会社の方針からその「目立ちたがりのあいつ」みたいにシフトするわけです。

小学校高学年ぐらいからもうずっとそう。多分これは自分が出来ないことをやる勇気がある人に対する、ある種の嫉妬心なんじゃないかと思います。

最近、原発の事故がレベル7になりましたが、放射能被害を恐れて引っ越しでもしようものなら「逃げた!」とか言い出したりするわけです。放射能に根性で勝てるわけじゃあるまいし、逃げるのが賢明でも、自分にない勇気を出したヤツはもういきなりバッシングです。

自分は目立たない安全圏に置いて陰口だけは大声で、っていうのが日本人の国民性な気がします。

日本人が道理で匿名が好きなわけです。2ちゃんねるなんかで言いたい放題するのは本当に日本人の気質にあっていると思います。

なんでそういうことになっちゃうのかな、と考えてみると、日本人っていうのは本質的に変化が嫌いなんじゃないかと思います。まあそういう文化なんでしょうが、変化する方がどんなに合理的でも、もう「変わる」ってだけで嫌悪感を覚えてしまう、というふうに見受けられます。

出版業界も変われず、音楽業界も買われず、電子化にひたすら遅れを取っています。その間変わり続けたアメリカの会社は、この業界の美味しいところを全部さらっています。

20年間続く不況も30年以上続く少子化に有効な回答を見いだせないのも、この変化を嫌悪する習性のせいのような気がします。

また太平洋戦争の時だって戦艦の時代から空母の時代に変わっていくのは自明だったのにこれに乗れませんでしたし、また最初から終わりまでずっと同じ零戦に乗っていました。しかし零戦を研究し尽くしたアメリカはB29で原爆を載せて飛んできました。

多分原発で飯を食っている人の中にだって、「このままじゃデカイ地震が来たらヤバいよな...」とか思ってた人もいるとは思うんですが、自分が異端になる勇気が持てず口をつぐんできたんでしょう。変化を恐れる気質というのは本当に危険だと思います。

東電の会見もヒドいもんですが、まあ多分今までもこんな感じでやってきて、だから変える理由さえ思いつかないんじゃないかと思います。多分なんで今バッシングを受けているのかさえ理解出来ないでしょう。

でもね、変化に対応出来ないと、生き物も組織も滅びるしかありません。

さてどうなる東電?どうなる日本人?どうなる日本?

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2011年4月12日火曜日

本当にウソばっかりだった

数日前に「なにか致命的にマズいことが起きている気がする」というタイトルでブログを書いたんですが...

やっぱり起きてました。

しかもこの「致命的にマズいこと」、最初から起きていたようです。

まずはこの福島第1原発の事故、いきなりレベル5からレベル7にされるようです。

レベル7というのはチェリノブイリの事故と同じレベルです。

福島第1原発:政府、レベル7検討…最も深刻

以下抜粋です。

内閣府の原子力安全委員会は11日、福島第1原発事故について、発生当初から数時間、1時間当たり最大1万テラベクレル(ベクレルは放射能の強さ。1テラベクレルは1兆ベクレル)の放射性物質を放出していたとの見解を示した。現在は1時間当たり1テラベクレルほどまで落ちているとみている。

数万テラベクレルは原発事故の深刻度を示す国際原子力事象評価尺度(INES)の最も深刻なレベル7にあたる。今回の事故は数時間の放出でレベル7に相当するため、現在レベル5としている政府は、引き上げの検討に入った。過去に発生したレベル7の事故には86年のチェルノブイリ原発事故がある。

INESは、程度の低い方から、レベル0~7の8段階に分類している。スリーマイル島原発事故(79年、米国)はレベル5、茨城県東海村で起きたJCO臨界事故(99年)はレベル4とされている。

まずこの衝撃的な放射能物質の漏洩、なんと事故発生当初から起きていたということで、もう今までの政府や東電の発表はなんだったのかと口をアングリです。

それから1万テラベクレルってなんですか一体?大き過ぎて見当もつきません。これって1京ベクレルですよ。しかもこれが毎時で出てたって言うんです。今は1テラベクレルとか書かれるとたいした事ないような気がしますが、1テラベクレルってまだ1兆ベクレルですよ。

またこんな記事も。

チェルノブイリの2~5割 福島原発放射性物質で試算 - 47NEWS

【ウィーン共同】オーストリア気象当局は23日、福島第1原発の事故後3~4日の間に放出された放射性物質セシウム137の量は、旧ソ連チェルノブイリの原発事故後10日間の放出量の20~50%に相当するとの試算を明らかにした。

チェルノブイリの20~50%って...



結局「デマを流すな!」って言ってた国が一番酷いデマを流してたようです。

結局政府も東電は最初から最後まで(まだ終わってないけどw)ウソばっかりだったということが明らかになりました。

まあそんなことは最初から多くの人が疑っていましたが。

残念ながらこの国は、太平洋戦争の時の大本営発表からなにも進歩していませんでした。

あの時政府は陸軍の暴走を政府が止められず、一緒になってウソ八百でしたが、今回は東電の暴走を止められず、一緒になってウソ八百でした。

あ〜あ。

さて。一体どんなことになっていくのでしょうか?

私は原発から200キロ圏内程度に住む小さな子供がいるお子さんは真剣に逃げ出した方がいいと思います。

せっかく水を抜いたり窒素を入れたりしましたが、そんなことをしたところでこの濃度じゃ作業員も深いところには入っていけないでしょうから、この穴だらけの放射の漏れまくりの炉をマトモに冷却することはもはや出来ないでしょう。なので多分状況はジリ貧で悪くなる事はあってもよくなることはないでしょう。

そうそう。政府の「すぐに健康に被害がない」なんていうのは信じちゃいけません。

なにしろ基準値を何十倍にも引き上げて「安全です!」って言っているんですから...ちなみにチェルノブイリの基準は飲料水で10bq/kg、日本は300bq/kgです。30倍!!ですよ。チェリノブイリと日本の基準値の比較はこちらのブログに詳しく出ています。ぜひご覧ください。
チェルノブイリと福島原発事故の食品放射能の量、基準値の比較 


まあそれでも一生懸命未来を作っていかなくちゃ行けないことも事実です。

小さなお子さんがいる方は一度避難して、事態が落ち着いたらまた以前の生活に帰っていき、なによりも嘘をつかない政府を目指して活動していくより他にないと思います。


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2011年4月11日月曜日

反「反原発」の脊髄反射

都内での反原発デモのニュース、スゴい反響でmixi もtwitter も2ちゃんねるこのデモの賛否両論で大賑わいです。

なかでも多く見受けられるのが「原発に反対するなら電気使うのヤメろ!」などの脊髄反射的な書き込みです。

いやいや、東電のプロパガンダ、大成功ですね。

反「反原発」の皆さんへ
2003年4月の柏崎原発事故のときに東電の原発をすべて止めたのに電力不足なんて起きていません。2003年の時に止まった原発ですが17基を止め、7月の末に4基を回復。残り13基は夏の間も止まったままでした。

さて当時はたしかに懸命な節電が行われましたが、今の節電とは比較にならないほどマイルドであったと思います。 でも電力は足りました。

更にですね、

にわかには信じがたいですが、計画停電は原発で起きている大惨事から世間の目を逸らすために行われているようです。このビデオの後半を是非ご覧ください。この人、東電の会見にずっと出続けているジャーナリストです。

上杉隆 自由報道協会


知らない方もいらっしゃるかと思いますが、電力会社の利益が出る仕組みとして、かかった経費の3.5%を利益として計上してよいという法律があります。ですので経費がかかればかかるほど儲かります。

また建設予定地の用地買収から始まり建設地への補助金漬けなど、原発は作れば作るほど潤う利権構造がガッチリと出来上がっています。だから無くせないだけで、別に原発がなくても実は電力足ります。しかし原発建設を断ると地方に補助金がでません。地方自治体にとっては死活問題です。

なお原発反対の人の多くが同時に地球温暖化問題に敏感な層でもあり、多くの人は火力発電への回帰ではなく、太陽光発電・風力発電・バイオマスといった再生可能エネルギーや、燃料電池を活用した分散型電源への転換を主張しています。ですので、反「反原発」の方の「対案を出せ」、「電気使うの止めろ」は的を得ていないばかりか脊髄反射と言わざるを得ないでしょう。

また電力自由化がなされれば、個人めいめいが「原発から電気を買わない」、などの選択肢を持つことも可能なのですが、電力自由化に猛反対し潰したのはほかならぬ東電です。


個人的には「反原発」よりも「東電は真実を発表しろ!」というデモの方が現時点では適切だと思いますが。しかし、デモというのは自分たちの主張をなるべく単純化、そして先鋭化した方が効果がありますから、これもありでしょう。

あ、そうそう。反「反原発」の皆さん、是非福島原発の30キロ圏にお越し下さい。このままでは街が滅びてしまいます。原発を愛して止まない方達、そういう方たちが移り住んでぜひ原発をもり立ててください。


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2011年4月10日日曜日

水道水のくみ置き

さて原発がフラフラとし続ける日本ですが、東京都水道局が水の汲み置き方をweb ページにアップしています。

大変参考になりますので、一読する価値があると思います。

要するに空気をなるべく入れず、陽に当てないことが肝心なようです。

以下抜粋です。

===========================

水道水のくみ置きについて 東京都水道局から
水道水をくみ置く際の留意事項について

東京都水道局

東京都では、日頃より、災害の発生に備えて、都民の皆様に水道水のくみ置きをお願いしています。

このたびの東日本大震災では、節電をはじめ、皆様に多くのご協力をお願いしているところですが、東京電力株式会社による計画停電や福島第一原子力発電所の事故により、水道水の供給についても、一部に影響を受けています。

こうしたことから、都民の皆様が水道水のくみ置きを行う際の留意事項を、下記「水道水のくみ置きについて」のとおりまとめましたので、ご覧ください。

水道水のくみ置きについて

くみ置きの方法 〜ふたのできる容器に口元まで〜
◯ 清潔でふたのできる容器(ポリタンク、ペットボトル、水筒など)に、できるだけ空気に触れないよう、口元までいっぱいに入れてください。

◯ くみ置きした水を飲むときは、雑菌が入らないよう、直接口をつけずに、コップなどに注いでから飲んでください。

◯ 浄水器には塩素まで除去してしまうものがあります。保存する場合には、蛇口から直接注ぐようにしてください。

◯ 保存前に沸かしてしまうと水道水中の塩素が減ってしまいます。水のままで保存してください。

くみ置きの保存期間 〜常温では3日、冷蔵庫で10日程度〜
◯ 直射日光を避けて涼しい場所に保管すれば3日程度、冷蔵庫に保管すれば10日程度、消毒用の塩素の効果は持続します(日付をメモして貼っておくと便利です。)。

◯ 保存期間が過ぎても、沸かして飲めば問題ありません。

くみ置きの量の目安 〜1人1日3リットル〜
◯ 人が1日に必要とする飲料水の量は、成人で2リットルから2.5リットルといわれています。この量に若干余裕を加えた1人1日3リットルをくみ置きの目安にしてください。

◯ 1歳未満の乳児は、1人1日1リットル程度です。

【問い合わせ先】
水道局お客さまセンター(区部) (8:30〜20:00)
    電話番号 03-5326-1101
水道局多摩お客さまセンター(多摩) (8:30〜20:00)
    電話番号 0570-091-101[ナビダイヤル]
※042-548-5110
※ナビダイヤルを御利用できない場合
===========================



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2011年4月7日木曜日

ずっとウソだった

twitter でこんな歌が流れてきました。

「ずっとウソだった」

斉藤和義さんという方が歌っているようです。

やるなあ〜。

東電や政府のインチキな説明に丸め込まれていないで、勇気を出して反対していきましょう。

原発がない暮らし、きっと出来るはずです。

ところがこのブログを書いて数時間後にはこのビデオ、著作権の侵害とかで落とされてしまいました。




原発について事実を発表することはできないが、替え歌を見つけて落とすのは早い東電。糞会社です。


ニコニコ動画に同じものがアップされているのでそっちを貼っておきます。



歌詞は下記の通りです。

『ずっとウソだった』

この国を歩けば、原発が54基
教科書もCMも言ってたよ、安全です。

俺たちを騙して、言い訳は「想定外」
懐かしいあの空、くすぐったい黒い雨。

ずっとウソだったんだぜ
やっぱ、ばれてしまったな
ホント、ウソだったんだぜ
原子力は安全です。

ずっとウソだったんだぜ
ほうれん草食いてえな
ホント、ウソだったんだぜ
気づいてたろ、この事態。

風に舞う放射能はもう止められない

何人が被爆すれば気がついてくれるの?
この国の政府。

この街を離れて、うまい水見つけたかい?

教えてよ!
やっぱいいや…

もうどこも逃げ場はない。

ずっとクソだったんだぜ
東電も、北電も、中電も、九電も
もう夢ばかり見てないけど、

ずっと、クソだったんだぜ

それでも続ける気だ

ホント、クソだったんだぜ

何かがしたいこの気持ち

ずっと、ウソだったんだぜ

ホント、クソだったんだぜ

そうそう、東電と言えばこんなビデオをも作っていたんですね...



ちなみにプロトニウムについてこんなこと言っているのは東電だけです。世界の常識から大きくかけ離れています。

まったくインチキ臭い会社だよなあ〜


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2011年4月5日火曜日

なにか致命的にマズいことが起きている気がする

なにか致命的にマズいことが起きています。
以下ニュースから。


東京電力は、福島第1原発で2号機の取水口付近の海に流れ続けている水から、
国の排水基準の1億倍の高濃度のヨウ素131が検出されたと発表した。

東京電力によると、4月2日に採取した2号機の取水口付近の海に流れ出ている
水から、放射性物質のヨウ素131が、国の排水基準の1億倍となる1立方cmあたり
540万ベクレル検出されたという。
さらに、2号機の取水口付近の海水からは、ヨウ素131が、国の基準の750万倍となる
1立方cmあたり30万ベクレル検出されたということで、海水の汚染が続いている。


排出基準の1億倍ですよ。ピンと来ないと思うので計算してみましょう。


1CC当たり540万ベクレルってことは1リットル当たり54億ベクレル、10リットル当たりで540億ベクレルです。原子炉1基当たりの許容値は1年間で370億ベクレルなので、10リットルでその総量を超えることとなる。たった10リットルで1年間あたりの原子炉1基分の許容量を超えるんですよ。

で、これがどぼどぼと出続けています。1時間当たり8立方メートルです。24時間で96立方メートル、すなわち、9万6000リットル流れていることとなる。つまり1日で原子炉9600年分の許容量の放射能が漏れています。


東電の記者会見のやりとり。

「なぜ毎分2L程度の漏水で64条を適用するのか」→「建屋に浮力が働くし水位が上がると電気系統の故障を招き危険だ」

「全体でどの程度の漏水が生じているのか具体的なデータはあるか」→「2リッターパーアワー以外にデジタルデータなし」

「毎分2Lは普通の水道の蛇口をひねったくらい。ポンプでくみ上げればすむ話」→ 「しかし各所で漏水を確認している」

「現時点では僅かな水漏れしか確認できていないのに1万トンもの汚染水を海に流すのか」→「やむをえない」

「予備タンクを用意して消防ポンプで吸い上げればすむ話じゃないか」→「技術的に難しい」→「そんなことはないはずだ」

「そもそも予備タンクは発注しているのか」→「既に手配はしている」

「契約しているというなら契約日はいつか」→「確認して返答したい」

「なぜこの場で即答できないのか」→「・・・・」

「現場の写真はあるか」→「確認して返答したい」

「ここにいる誰も現場の状況は確認していないのか」→「確認していない」→「それで記者会見はおかしい」

「今後、写真や動画を公開する気はあるのか」→「確認して返答したい」

「64条申請にあたって政府に資料を提出しているはずだからそれを公開してくれ」→「それも確認してから返答」

「資料がいい加減だとしたら、後は許可を出した政府の責任。資料の公開を求める」→「確認して返答する」

「放射性物質を海洋投棄するのは世界的にも初めて。なぜ東電の重役が会見しないのか」→

「誠に申し訳ない」

「この程度の説明では到底納得できない」

「日本国内のみならず世界的な問題だ」

「このような記者発表でいいと判断したのはあなた方の責任者だろう」

「上に言って責任者を呼んできてくれ。」→「それはちょっと」

「責任者の名前だけでも教えてくれ。我われはそれもしらない」→「・・・」

「責任者の名前を出すだけで何の問題があるのか」→「確認して返答する」

「次の記者発表はいつか」→「確約できない」「取りまとめの時間がほしい」

「現に1万トンもの汚染水が排出中だ」「判断が間違っているなら、今すぐ水を止めた方がいい」

「責任ある記者会見はできないということか。それが東電の姿勢か。」

ビデオを直接見たい方は下記のニコ動で見れます。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14068211


海水浴も水産業もすべて壊滅でしょう。日本のだけじゃなくて、世界各地のが非常にまずいことになるでしょう。

もう暴動を起こす時じゃないですか??

東電を放置しておいたら国が滅びますし、世界も壊滅的なダメージを受けるでしょう。

私はそう思います。


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2011年4月3日日曜日

援助物資が止まっている

先週被災地に物資を運んでいる、妻の友人と連絡が着きました。被災地では電池が不足している上、日本ではまったく手に入らないとのことでしたので、ここアメリカから電池を500個ほど発送しました。

しかしですね、実は電池が190万個も備蓄され、被災地に行き渡ってないそうです。日本の行政って一体...
上記の物資を運んでいる方は自身も宮城で被災して住宅が半壊しているのに友人ネットワークを駆使して必要なところに必要なものを運んでいるんです。それに比べて一体何をやっているんでしょうか??



また関連して、岩城の競輪場に備蓄されている物資、発送されている気配もなく莫大な量が積み上げられています。



梅沢富美男さんの怒りもごモットモです。


この動画についてはいわき市が市のホームページで反論らしきものを掲載していますが、何の反論になっていません。これは実態と違うというのであれば、何が実態なのか説明をする責任があります。

電池の備蓄もいわき市の備蓄も被災した自治体から要請があったら届けるってことらしいんですが、まだ20万世帯以上停電していると言われ、電気も通信手段もない自治体も多いでしょう。従って申請したくても申請できない自治体も少なくないでしょう。このような国難ともいえる非常時にどうしてそういう規則に縛られるんでしょうか?

もし政府が方針を変えないと対応出来ないのであれば、この時代 youtube ビデオでも何でも作って政府や世論に訴えることもできるわけです。従っていわき市も怠慢と言われても仕方がないでしょう。現に南相馬市の市長はビデオをyoutube に上げて窮状を訴えています。



ダメなのは自治体なのか政府の官僚なのか政治家なのかよくわかりませんが、海外のあらゆる援助もそうとう断っているようです。何故??

福島原発事故、日本政府 米側の支援断る 読売新聞

中国軍の医療船受け入れ断る=日本側の対応に不快感も

インドネシアの毛布を「仕様が合わない」と断り、タイのもち米5千トン支援も黙殺

まったく頭がオカシイとしか言いようがありません。

さらに日本赤十字も皆様の寄付をただ溜め込んでいるだけのようです。地震からもう3週間以上が経っているというのに...

日赤義援金594億円 配分には時間

まあ色々と難しいことも配慮しなきゃならないこともあるとは思うんですが、あまりの腰の重さに仰天です。

私はフットワークの軽いNGOに直接寄付しました。これから寄付を考えている方、そういった方向がいいかも知れませんよ。

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津波からの生還映像

あの凄まじい津波で亡くなった方も沢山いらっしゃいますが、少ないながらも生還した方もいらっしゃいます。被災した方には復興なんていう言葉はまだまだ早過ぎるようにも思いますが、でも命があればまた第1歩を踏みしめて進みだせるのではないかと思います。微力ながらも応援していきたいと思います。

そんなわけで津波から生還した映像を、いろいろとyoutube で探してみました。

津波から生還した主婦の方。


千葉・旭市で車の運転中に津波に遭遇した方。よく助かったよなぁ...


72時間ぶりに助かったおじいさん。力強い足取り&コメント。どんな政治家の一言よりずっと勇気づけられます。


東北新聞の武田弘克記者が取材中に地震&津波に遭遇。ずっとカメラを廻しながら逃げていきます。津波がどんなふうにやってくるのか分かるのも貴重ですし、周りの人にも車を捨てて逃げるように促しながら、ずっとカメラを廻し続ける記者根性にも感服です。スゴい!


そして最後はこれ。

津波から生還した犬たちです。薄汚れ、怯え、衰弱し切っています。おそらく飼い主の方は亡くなってしまったんでしょう。言葉を話さない分、却ってグッとこみ上げてくるものがあります。頑張れ!ワンコロども!



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