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Brighture English Academy 代表。趣味はウクレレとかハイキングとかDIYとか旅行などなど。在米20年。シリコンバレーに住みつつ、日本とアメリカとフィリピンで会社経営しています。最近は英語教育がライフワークになりつつある。

2012年2月10日金曜日

スティーブ・ジョブズのFBI調査ファイル

久しぶりにスティーブ・ジョブズのネタです。

スティーブって1991年、パパ・ブッシュ時代に大統領輸出評議会(President's Export Council)のメンバーに指名された際に、FBIに素行調査されていたのです。

その調査レポートがつい先日、20年以上の月日を隔て、FBI のサイトにアップされました。で、LA Times がそれを掲載しています。191ページもあるレポートです。現物が見たい方はこちらにあります。

Steve Jobs’ FBI file

しかし予想通り散々な書かれようです。

これを書いた調査官ら、30人以上ものスティーブを良く知る人をインタビューしたとありますね。

複数の人が、ジョブズ氏は「自らのゴール達成のためなら真実をねじ曲げ、現実を歪曲する人だ」と述べ、ジョブズ氏の誠実さに疑問を投げかけた。とあります。(Several individuals questioned Mr. Jobs' honesty stating that Mr. Jobs will twist the truth and distort reality in order to achieve his goals. )

ジョブズ氏は未婚で彼の子を産んだガールフレンドと、と2人の間に生まれた娘の支援もしなかった、ようやく最近になって支援しているなどとも書かれています。(Mr. Jobs was not supportive of [redacted] (the mother of his child born out of wedlock) and their daughter; however, recently has become supportive.)


ある調査官は、「またジョブズ氏にイヤな思いをさせられ離れていったある人物は、スティーブのモラルに疑問を感じる、と言っている」などとも書いています。(Another person, who admitted to feeling bitter towards Jobs and alienated from him, said his moral character is questionable.)

「ジョブス氏は自分の要求が叶う限りは誠実な人だ」などという言葉も載っています。(Mr. Jobs possesses integrity as long as he gets his way)

またスティーブと幼なじみだったある女性は「カリスマ性のあるビジョナリーだが、ナルシストで底が浅い人間のため、人間関係が硬直している。」などと言っています。(An interviewee who said she grew up with Jobs described him as a charismatic visionary who was callous in his personal relationships and whose personal life was lacking due to his "narcissism and shallowness.")

その他スティーブがマリファナやLSDを常習していたことなども確認された、となっています。

しかしスティーブ・ジョブスの公式伝記を読んでしまった後だとあんまり驚きはありません。

それよりも、こんなファイルの公開を義務づけてしまうアメリカの情報公開法(Freedom of Information Act)って偉いな、って思いました。

対する日本は... 

去年の東日本大震災や原発事故に関する政府の議事録が作られていなかった

ことが問題になっています。

いや、きっと議事録あるんです。でも、ないことにしておかないと都合が悪くなる人がいっぱ〜い居るんでしょう。

アメリカが別に取り立てて進んでいるとも思わないけれども間違いなく日本より進んでるところもあるんだな、ってスティーブとは何の関係もないところで感心しました。



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