2016年9月8日木曜日

年齢に関係なく、常に「今」を生きよう!

先週1週間ほど日本にいた。いつもながら忙しい滞在で、バタバタと駆け回るうちに時間が過ぎていった。ところが金曜日の夕方に時間がポッカリと空いたので、とあるラーメン屋に急きょ行ってみることにした。そこは僕の高校時代の先輩がやっている評判のお店で、以前から行ってみたかったのだ。でも、いつも日本出張時は殺人的に忙しく、どうにも時間が作れなかった。

そのお店、「ラーメン246亭」は、東急田園都市線の青葉台駅から徒歩7、8分のところにある。青葉台駅で高校時代の同級生数名と落ち合って商店街を話しながらダラダラと歩いていくと、あっという間に到着した。外からの様子は、ちょっと古風な、風情のあるラーメン屋さんといった印象だ。


暖簾をくぐって中に入る。そこは「昭和」だった。


カウンターの頭上には小さなトタン屋根がある。そういえば昭和の頃、こんな感じの立ち食いそば屋などがあちこちにあった。トタンは年代物に見えたが、新品のトタンを塗装したものだという。そういえば先輩は恐ろしく器用だった。美術部だというのに絵を描いていることなんて一度も見たこともなかったのだが、プラモデル作りなどは驚異的にうまく、文化祭でジオラマを作った時にも、一体どこで覚えたのかと思うほど次から次へとアイデアを出しては、あっという間にやたらと完成度の高いジオラマを創り上げた。バイクいじりも早くから始め、高校生のうちにすでに「工作ならなんでも来い!」といった感じだったのだ。


店内は、そんな先輩の手作り内装がどこまでも続いていた。隅から隅まで昭和なのだ。また、どこから集めてきたのかと思うようなあの頃の小物が所狭しと並べられ、40年ほど前にタイムスリップしたような錯覚を覚えるほどだった。


コーヒーラーメン

ひとしきり同級生と喋った後に食券を買った。僕が注文したのはこの店でしか食べれない「コーヒーラーメン」だ。コーヒーラーメンの存在は同級生から聞いてはいたのだが、一体どういうものなのか想像さえつかなかった。ネットのレビューを読んでみるとかなり評判がいい。そんなわけでどうしても食べてみたかったのだ。

ここのコーヒーラーメンには2つのグレードがある。一つは普通に食券が買えるもので、こちらはコーヒーに鰹の出汁を加え、白醤油のタレを入れたものだという。「通常のラーメンに近いコーヒーラーメン」といった位置づけらしい。

そしてもう一つが追加料金500円を支払い「パスポート」を購入してオーダーできる本格コーヒーラーメンなのだ。厳選された豆をその場で焙煎して作るという。


僕はこちらの方を食べてみたのだが、決して奇をてらったものではなく、なんとも美味しかった。ストレートの細麺にコーヒースープが絡みつき、コーヒー特有の酸味とコクが不思議とマッチして口の中に広がる。最後にご飯が出てきて、これを入れてコーヒー雑炊を楽しめるのだが、これがまた奇妙なまでに美味い。僕は麺よりもむしろご飯の方が美味しいと思ったくらいで、あっという間にすべて平らげてしまった。

このほかに同級生らが色々と別のラーメンを頼んだので、思いがけず何種類のもラーメンを堪能することができた。どれも美味しかったが、僕は「殿」と命名された濃厚鶏白湯のラーメンが気に入った。大きなチャーシューが乗っていて、チャーシューはもちろん、麺もスープもうまい!先輩への身びいきを差し引いても、コーヒーラーメンもその他のラーメンも普通にお勧めする。


アイデアを形にする

散々同級生たちと喋った後、カウンターへと席を移して先輩としゃべり始めた。先輩と会うのは高校2年生以来だから、33年ぶりのことになる。話題はお互いの家庭、職歴、そして今の仕事へと移っていった。数年前に脱サラして開業を果たしたという。料理はずっと好きだったそうで、いつかラーメン屋をやりたかったという。そういえば高校時代にも料理をしていたような記憶がある。

なぜコーヒーラーメンを思いつくに至ったのかを聞いてみると、ある日コーヒーを飲んでいる時にアイデアが浮かび思び、脳内シュミレーションをしてみたら、「これはいけるはずだ!」と腑に落ちたという。そして実際に作ってみたらやっぱりしっくりきて、早速トライアルで店に出してみたそうだ。すると大きな反響を得たので、そのままレギュラーメニューに昇格させた、とのことだった。


この感じ、とてもわかる。自分がブライチャーのカリキュラムを作るのも同じだからだ。今年になってから本格化したビジネスカリキュラムなども、最初はふとした閃きから始めたのだが、今では一番人気のあるクラスとなっている。そして今また新しいビジネス・カリキュラムを作っているが、いつもいつも考えていると、ふとしたことをキッカケに新しいアイデアが浮かんでくるのだ。

もちろん全てのアイデアが形になるわけでもない。だが、うまくいくアイデアというのは、脳内シュミレーションをしている段階でなんとなく「腑に落ちる」のだ。腑に落ちないアイデアというのはまだ生煮えで、「何か」が足りていない。逆にこの「何か」が見えると、紆余曲折を経ながらもやがてその姿が見えてくる。


「今」があるということ

話は尽きなかった。33年ぶりに会った先輩は、「今」が詰まっていて楽しかった。店内の装飾、今後のメニューの構想……。アイデアは溢れ出てくるのに、なかなか形にできないもどかしさが伝わってくる。僕にも同じ悩みがある。ここでまた話が弾む。僕と先輩2人は、ある部分ではあの頃と何一つ変わっていなかった。かつてもこんなふうに興味のあることに突き動かされて、様々なことに手を出した。僕はアメリカに行ってしまい、先輩はバイクに入れ込んだ。僕も先輩も、型にはハマるのはどうも苦手だったみたいだ。

今度日本に来る時にも、またこの店に顔を出させてもらおう。本気の「今」がある人と話すのは心から楽しい。そして、先輩からもそう思ってもらえたら嬉しい。懸命に「今」に集中していこう。

そんなわけで、是非またお邪魔させていただきますね。




「本気で英語を学ぶ人」のためだけのイングリッシュアカデミー、それがブライチャーです。ブライチャーを選ぶすべての受講生に共通することは「英語を本気でモノにしたい」という意欲と情熱とバイタリティ。そんなあなたの前向きな姿勢に、ブライチャーは本気でお応えします。

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