去年の夏にNook Color を買いました。
で、それから半年。今はどうだかわりませんが、2011年においてKindle Fire 発売以前はiPadに次いで売れていたのがこのNook Colorだったのです。タブレット市場の50%はiPad、残りの半分の半分、つまり25%ほどをこのNook Colorが占めていました。
しかしカラー液晶のタブレットってまったく読書に向いていません。これを買って半年も経つのに、Nook Color 上ではたった3冊しか読みを読みませんでした。それに対してe-Ink のKindle上では同じ時期に20冊ぐらい読みました。読書に向かない理由を挙げてみましょう。
- 液晶が明るくて目が疲れる。
まあコンピュータの画面をずっと見てるのと差がありませんから、当然と言えば当然です。
- 液晶の反射が気になる
ツルリとしたガラス製の画面ですから周りの景色が写り込みます。部屋を暗くしないとうまく本が読めません。アホです。
- 読書以外の機能がありすぎる。
読書なんかしてる場合じゃありません。どうしてもゲームしたり、ネットしたりYoutubeみたりしちゃうわけです。これほど読書の邪魔になる電子書籍端末というのもどうかと思います。
じゃあNook Color で半年間一体何をしていたのかというと結局ゲームしてネットしてました。
ゲームもiPhone やAndroid で流行ったものは大体移植されてきたのでそこそこ数があります。またアプリも随分と増え2000ぐらいはあるのではないでしょうか?今ではNook Color、目覚ましにもなれば天気予報を教えてくれ、ラジオも聴かせてくれます。
最近Firmwareがアップルデートされて1.4.1となり、NetFlixも観れるようになりました。
そんな訳でNook Color、読書以外の機能は実に重宝して使用頻度がグッと上がりました。
NetFlix の画面:
ラジオ:
目覚まし&カレンダー
ゲーム。ご存知AngryBird
特にNetFlix 機能が加わってから、やたら映画を観ています。
しかし、これを読んでNook Color を買おうかと思ったあなた!
最大の弱点があります。
日本語入力できません。
私は英語圏に暮らしているのでそれでも構わないところがありますが、日本語中心の生活を送っている人には致命的な欠点でしょう。
日本語の表示はできるんですけどね...
あと日本語のePubも文字化けします。
そうそう、それから
アメリカで発行されたクレジットカードしか受け付けません。
そんなわけで、私は楽天が買収したKoboのタブレットと4月から日本上陸が噂されるKindleの日本語版に注目しています。ただKoboが発売している現行のバージョンのVox eReader は相当悲惨らしいので、まあ見送ろうかな、と。日本語フルサポートのものがでてきたら買ってもいいかもです。
今のところ200ドル台のタブレットってアメリカ人以外にはあまり用を成さない代物ですね。相当な割り切りが必要です。
ただ私のように割り切ればそれなりには楽しい買い物だと思います。200ドルで寝転がってネットサーフィンして映画観てゲームできるならまあいいじゃないですか。
2010年はアメリカの「電子出版元年」ともいうべき年でしたが、2年遅れで日本も今年は電子書籍が普及しだすのではないかと思っています。
本気で本を読みたい方はe-Inkの端末を買いましょう。
単に遊んで時間を無駄にしたい方はタブレット。
これが正しい使い分けです。
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