2011年1月8日土曜日

米議員ら射殺される

久しぶりにいかにもアメリカ的な、実にイヤな事件です。


アリゾナ州トゥーソン市内で1月8日午前、銃乱射がありました。

これにより昨年の終わりにあった中間選挙で再選されたばかりの民主党の女性下院議員、Gabrielle Giffords(ガブリエル・ギフォーズ)氏、また連邦裁判官の John Roll (ジョン・ロール氏)が殺されてしまいました。9歳の女の子を含む6人が死亡し、19人が撃たれたそうです。CNNやABCなどのアメリカのニュースメディアはこれ一色です。

この日、この女性議員は選挙区内の大型スーパーにて民主党の支持者らを集めて、政治報告会を開いていた。容疑者は、議員に背後から接近し、至近距離から発砲したそうです。容疑者はJared Lee Loughner(ジェアード・リー・ロフナー)22歳、無職の男でその場で取り押さえられたそうです。今のところは黙秘を通しているそうです。が、myspace やyoutube に犯行予告ともとれる内容がアップされており、動機の解明は割合速いスピードで進んでいくでしょう。

さてこのような事件の遠因と考えられるのが、オバマが大統領に選出されて以来のアメリカの政治事情です。

オバマ大統領が選出されて以来、共和党は、前回の選挙で副大統領候補だったサラ・ペイリンとティーパティーグループを中心に極めて暴力的なメッセージが発信されてきました。

特にアメリカで健康保険法案が通った際には、サラ・ペイリン氏は自分のfacebook ページに、この法案に賛成した民主党議員の一覧と銃の照準を模したアイコンの付けたアメリカの地図を載せました。そしてこのページ、つい1時間ほど前までfacebookのページに載っていました。こんなヤツです。




さらに健康保険法案が通った暁には”Don't Retreat, Instead - RELOAD!”(撤退するな。弾丸を詰めろ!)とtwitter で流し、そのリンク先にこのヒットリストを載せていました。

仮にも副大統領候補だった政治家がこういうことをやるわけですから、頭が少し足りない人はすっかり洗脳されてしまうわけです。

で、この殺された女性議員、脅迫の電話や手紙は四六時中だったようで、最近にも不審な郵便物があったそうです。

無責任に憎悪を煽る。

これがアメリカの政治の一面でもあります。

この惨劇、思いがけない方向に政治を向けていくかも知れません。



模倣犯がでないことを祈るばかりです。



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