2009年11月22日日曜日

プリスクール

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プリスクールってご存知ですか?

プリスクールとはアメリカの幼児が幼稚園の前の4、5歳の時に行く保育園のようなものです。そして幼稚園は小学校入学前の1年間だけ通います。日本で言えば、幼稚園の年少と年中さんに当たる学年ですね。

さて1958年当時、アメリカでは黒人は根本的に頭が悪いと思われていました。

ところがデイビッド・ワイカートという名前の大学院生がこれは環境のせいじゃないかと考え、壮大な実験を考えつきました。

1962年には彼の実験が実行に移され、ミシガンに住む123人の黒人の子供が実験対象となりました。123人のうちの半分の65人がペリー・プリスクールに入学しました。子供たちはランダムに選ばれ、3〜4歳の2年間をこのプリスクールで学習しました。

その頃は IQ が全てで、IQ が高ければ学校でもいい成績をとり、社会でも成功するのだと思われていました。

そして確かに子供たちのIQが劇的に上がったのです。

ところが小学校3年生になる頃にはプリスクールに行った子も行かなかった子もIQが同じくらいになってしまった為、プリスクールには意味がないと思われてしまいました。

面白いのはここからです。

その後研究者が追跡調査を続けたところ、プリスクールに行った子は宿題なども真面目にやり、プリスクールに行かなかった同様の貧困家庭の子供の比べ、多くの子が無事に高校を卒業しました。

子供たちが19歳、27歳そして40歳になった時に追跡調査がおこなれました。すると犯罪を犯す率や年収にも大きな開きがあることがわかりました。また女の子ではティーンの時に妊娠してしまう子がずっと少なく、プリスクールに行ったこの方がずっと豊かな人生を送っていることが分かりました。





日本語でも「三つ子の魂百まで」といいますが、3、4歳の時に受けた教育がこれほど後々まで影響を及ぼすとは当時実験に関わった人達も予期しておらず、この実験結果はアメリカのその後の幼児教育に大きな影響を及ぼしました。

そんな訳で、幼児教育、大事です。

現在でも様々な研究が続けられていますが、プリスクールに行った子と行かない子では、やる気、根気、人との関わっていく能力などに根本的な差がついたのではないかと考えられています。

教育は非常に興味のある分野なので、ウォッチしていこうと思っています。

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