2011年11月9日水曜日

アメリカの電子書籍戦争は第2章へ

アメリカの電子書籍は現在、アマゾン、Barnes & Noble、アップルの3社が激しく鎬を削っています。

去年あたりまでは電子書籍はもうアマゾンの一人勝ちで決まりかな、ってな雰囲気だったのですが、アップルがiPadを投入したことで混沌としてきました。そこにBarnes & Nobleも参入。Barnes & Nobleは当初からタッチパネルを採用した機種を投入し、一気に人気を集めました。

従来電子書籍リーダーといえば、こんな感じでボタンだらけでした。私も持っていますが、ボタン操作が本当に煩雑で、そこが唯一の難点です。



そこに登場したBarnes & NobleのNook Touch。見ての通り、ボタンを排したデザインで、画面サイズはKindle と同じながらも筐体は一回り小さく、操作も実に直感的です。価格は139ドルでした。



また図書館の本を借りて読める機能やePub、pdf などもサポートしているため、Kindle を凌ぐ勢いで売れ始めました。そして続けてカラー版を投入。Nook Color です。僅か249ドルで、これもバカ売れしました。



そこで慌てたのがアマゾン。慌てて図書館の本が借りれる機能をKindle にも追加し、更にタッチパネル方式とカラー版の両方を発表しました。

これがタッチパネル版。Kindle Touch です。わずか99ドル!



そしてカラー版も投入。Kindle Fire です。スペックも大きさもほぼKindle Color と同じで、Nook Color よりも50ドルも安い199ドル!です。



これでNook の死亡は確定かと思っていたら、昨日Barnes & Nobleから新機種と従来の機種の価格改定が発表されました。


Nook Touch はKindle Touch と同じ99ドルに改訂。


そしてNook Color はKindle Fire と同じ199ドルとしています。

おおおおお!!!

なんとも面白い展開じゃありませんか?

更にBarnes & NobleはNook Tablet という新機種を発表しました。249ドルで、HDビデオのストリーミンング再生をサポート。Hulu、Netflixと契約し、そこから動画コンテンツを得る仕組みを作りました。真っ向からKindle Fire と対抗するのは勿論、iPad追撃も辞さない勢いです。

いや〜。面白いです。Kindle Fireも動画再生出来ますが、RAM が512MBしかないため、実質的にマルチタスクをしながらビデオを見るなどはほぼ不可能でしょうし、8GBのストレージでは飛行機の中など、ネットがない状況で動画や音楽を楽しむには非常に厳しいでしょう。ですのでこのKindle Fire、取りあえず魅力は価格だけ、となる可能性も少なからずあると思います。

アップルのiPad は極めて魅力的な商品ですが、Kindle Fire やNook Color/Tablet と比べると倍以上の値段である上、iBookはアップル製品以外ではサポートされないので、Nook やKindle などのようにPCでもMacでも、あるいは iPhone でもiPad でも Androidでも読める、という訳にはいきません。

開発している人達は大変でしょうが、消費者にとっては実に素晴らしい展開になってきました。

さらに素晴らしいニュースをひとつ。

楽天、カナダの電子書籍事業者Koboを約236億円で買収へ

このkoboという会社の端末、大型電気店でよく見ます。詳しい数字は知りませんが、前述のKindle やNook ほどではないにせよ、確実に売れている書籍端末だと思います。



色は白と黒の2色で展開しています。これ以外にもあと2機種ありますが、カラー版が199ドル、現行機種が139ドル、一世代前のが99ドルと価格もアマゾンやB&Nと真っ向から勝負です。Kobo reader はこの端末の他にもiPad, iPhone, Android, PC, Mac とKindle やNook 同様、すべての環境に展開済みです。

この会社の完全子会社化というのは非常に賢い選択だと思います。楽天の海外進出の大きな足がかりになるかもしれませんし、もちろん日本国内での電子書籍の普及という意味においても非常に大きい意味を持つ買収だと思います。

そんなわけで私は電子書籍戦争、2011年のクリスマス商戦を迎えて完全に第2章に突入したと思います。私もどれか1機種買ってみようと思っています。

さてどれにしようかな〜。

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