2012年1月15日日曜日

泡でできたコンピュータ



計算をするときに必要なものってなんでしょうか?それは情報を表現する物体です。

たとえば指とか、算盤のコマとか、紙と鉛筆とか... そういうものを操作することで計算がなされます。

コンピュータはこの物体として「電子」を使っています。CPU内部の特定の場所(レジスタ)に電気的な信号を保存し、信号ががあれば2進法の1と判断し、なければ0と判断することで計算を成り立たせています。

世の中には不思議な人がいるもので、回路の中を駆け巡る電子の代わりに「泡」を使って動作するコンピュータを開発している人がいます。

この人、細いチューブの中に非常に小さい泡を入れ、それをちょうど基盤の配線の上を流れている電子のように扱いってコンピュータを作ってしまいました。動力は...重力です。

さてコンピュータを動作させるには実際の計算をする回路が必要です。これはAND ゲート、ORゲート、NOTゲート、NORゲート、XORゲートなどと呼ばれる回路で、コンピュータが計算してくれる仕組みを成り立たせている回路です。この学者、それも全部泡でできるようにしました。

これ元々はMIT の研究だったそうです。Neil GershenfeldとManu Prakashという2人の学者が作ったそうで、Manu Prakashさんは今はスタンフォード大学の教授です。このManu さんがこの研究の中心人物のようです。

さてこんなもの作って何に使うのかと思うでしょう。しかし頭のいい人とはいるもので、この研究者たち、この泡にモノを運ばせて使おうと考えているのです。モノと言っても自動車とか机とかそういうモノではなくて、ごく微量の薬品などです。こうすることで化学実験をやらせてしまうというのが目的のようです。つまり化学とコンピュータの合体ですな。

現在でもこうした薬品の生成実験などにはコンピュータが使われていますが、あくまで普通のコンピュータが制御の部分を受け持ち、化学実験そのものはコンピュータに制御されたバルブのなかで起こされるといった具合です。

しかしこの「泡」コンピュータを用いると、このプロセスを現在のシステムの100倍以上早くできるそうです。

実際この泡コンピュータがどのように動くのか実際に見てみましょう。(英語のビデオですが、動画を見てるだけでも楽しいです)



なんかかわいいというかお茶目というか... コンピュータというよりも虫かなんかが道を歩いているみたいです。

コンピュータが発明された当初は、まさかiPhoneなんて誰も想像していませんでしたから、この「泡」コンピュータも思いがけない方向に人類を連れていってくれるかも知れません。

そのうちにドラえもんの道具の「ウルトラミキサー」みたいなものだってできるかもです。



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