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Brighture English Academy 代表。趣味はウクレレとかハイキングとかDIYとか旅行などなど。在米20年。シリコンバレーに住みつつ、日本とアメリカとフィリピンで会社経営しています。最近は英語教育がライフワークになりつつある。

2009年1月19日月曜日

ハドソン川の奇跡

今週の15日、ニューヨークのラガーディア空港発、ノースカロライナ州シャーロット行きの乗員乗客155名を乗せたUS Airways の飛行機が、離陸直後に鳥の群れとぶつかったのです。

これが原因でまだロクに高度も稼げていない状態で両方のエンジンがストップ。なんと高度がたった920メートルだったという。

ジェット機というのはグライダーのように軽く出来ていません。エンジンが止まるとドンドン落下してくものなのです。しかも場所はマンハッタンの上空。


ところがこの機長、卓抜した操縦技術、状況判断、冷静沈着な行動により、この飛行機を無事にハドソン川に着水させ、全員が無事に助かりました。

その後の乗客などのインタビューによると、エンジンの爆発音が聞こえたかと思うと、煙が上がり、ガソリンのにおいが充満して、飛行機はどんどん高度を落として行ったそうです。

そして機長の「衝撃に備えてください」という放送が入り、機内は沈痛な雰囲気となり、祈りだす人などもいたそうです。

しかし機長の卓抜した操縦技術により無事に飛行機は無事に着水。そして適切な誘導と救助活動により、小さな子供や母親を優先して次々と脱出。ごく数名が軽症を負ったほかはとくになんともなく、全員無事に救助されたそうです。

さらに機長は最後まで機内に残り、機内に人が残っていない事を2度に渡って確認。そして最後にフライトレコーダーを引き抜いて最後に避難したそうです。

また救助の際にびしょ濡れになっていた人に、この機長か副操縦士のどちらかが自分の濡れていないシャツをその場で脱いで着せてあげ、黙って去って行ったそうです。

この機長の冷静な判断、卓抜した操縦能力、冷静沈着な行動がいまアメリカ中で絶賛されており、お陰でブッシュ大統領の引退記者会見はほとんどニュースにならない始末でした。

機長の名前はチェスレイ・”サリー”・サレンバーガー。同機長は元空軍戦闘機のパイロットで、飛行歴は40年。

サリーこそが真のヒーローだと、ニューヨーク市長、同航空会社の社長、またオバマ新大統領までもが大絶賛。

このサリーの愛称で親しまれるベテランパイロットは地元でも職場でも人望も篤く、「彼ならば間違いないと思った。」といった声が続出。ネットも彼を賞賛する声で溢れています。

かっちょいいぞサリー!!

オレはシビレタよ!


ニュース概要(インタビュー有り)


近所の人の声:


サリーの奥さん:


本当のヒーローってさりげないんだな...

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