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Brighture English Academy 代表。趣味はウクレレとかハイキングとかDIYとか旅行などなど。在米20年。シリコンバレーに住みつつ、日本とアメリカとフィリピンで会社経営しています。最近は英語教育がライフワークになりつつある。

2011年4月11日月曜日

反「反原発」の脊髄反射

都内での反原発デモのニュース、スゴい反響でmixi もtwitter も2ちゃんねるこのデモの賛否両論で大賑わいです。

なかでも多く見受けられるのが「原発に反対するなら電気使うのヤメろ!」などの脊髄反射的な書き込みです。

いやいや、東電のプロパガンダ、大成功ですね。

反「反原発」の皆さんへ
2003年4月の柏崎原発事故のときに東電の原発をすべて止めたのに電力不足なんて起きていません。2003年の時に止まった原発ですが17基を止め、7月の末に4基を回復。残り13基は夏の間も止まったままでした。

さて当時はたしかに懸命な節電が行われましたが、今の節電とは比較にならないほどマイルドであったと思います。 でも電力は足りました。

更にですね、

にわかには信じがたいですが、計画停電は原発で起きている大惨事から世間の目を逸らすために行われているようです。このビデオの後半を是非ご覧ください。この人、東電の会見にずっと出続けているジャーナリストです。

上杉隆 自由報道協会


知らない方もいらっしゃるかと思いますが、電力会社の利益が出る仕組みとして、かかった経費の3.5%を利益として計上してよいという法律があります。ですので経費がかかればかかるほど儲かります。

また建設予定地の用地買収から始まり建設地への補助金漬けなど、原発は作れば作るほど潤う利権構造がガッチリと出来上がっています。だから無くせないだけで、別に原発がなくても実は電力足ります。しかし原発建設を断ると地方に補助金がでません。地方自治体にとっては死活問題です。

なお原発反対の人の多くが同時に地球温暖化問題に敏感な層でもあり、多くの人は火力発電への回帰ではなく、太陽光発電・風力発電・バイオマスといった再生可能エネルギーや、燃料電池を活用した分散型電源への転換を主張しています。ですので、反「反原発」の方の「対案を出せ」、「電気使うの止めろ」は的を得ていないばかりか脊髄反射と言わざるを得ないでしょう。

また電力自由化がなされれば、個人めいめいが「原発から電気を買わない」、などの選択肢を持つことも可能なのですが、電力自由化に猛反対し潰したのはほかならぬ東電です。


個人的には「反原発」よりも「東電は真実を発表しろ!」というデモの方が現時点では適切だと思いますが。しかし、デモというのは自分たちの主張をなるべく単純化、そして先鋭化した方が効果がありますから、これもありでしょう。

あ、そうそう。反「反原発」の皆さん、是非福島原発の30キロ圏にお越し下さい。このままでは街が滅びてしまいます。原発を愛して止まない方達、そういう方たちが移り住んでぜひ原発をもり立ててください。


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