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Brighture English Academy 代表。趣味はウクレレとかハイキングとかDIYとか旅行などなど。在米20年。シリコンバレーに住みつつ、日本とアメリカとフィリピンで会社経営しています。最近は英語教育がライフワークになりつつある。

2012年8月27日月曜日

アップル vs. サムスンの判決は誰得か?

アップルとサムスンの裁判、大きな話題になっています。

しかしこの判決、見方によっては「結局サムソンが得なんじゃね?」と考えられなくもありません。

まずアメリカではギャラクシーのほうがかなり安いんです。iPhoneのほぼ半額。ですのでサムスンはジリジリとシェアを拡大。2012年の上四半期、既にサムスンとアップルのスマートフォンのシェアは既にどっこいどっこいです。


そこにきて今回の判決。サムスンはこれをキッカケに更に売り上げを伸ばす可能性、少なくないと思います。

なぜなら:

ギャラクシー = iPhone

と裁判所が証明したようなものだからです。

現に英語圏ではそんな論調の記事やブログ、あるいはTwitterのポスト、少なくありません。例えば昨日今日あたり、よく読まれている記事にこんなのがあります。

Best billion dollar ad-campaign Samsung ever had

このブログの筆者がスタバでギャラクシーやサムスンのラップトップを使っていると、価格も含めいろいろな質問を他の客から受けるそうです。そして価格を告げると皆一様にショックを受けるそうです。アップルがサムスンを訴えたことによりアップル自身が「アップル=サムスン」だと言ったのに等しい、と筆者は結んでいます。

現在のところ、イギリスでの判決はサムスンの勝訴。(ギャラクシーはアップルほどクールじゃないからコピーじゃないw、という判決)。韓国の裁判所ではお互いがそれぞれの特許侵害しているとして引き分け。そしてサンノゼではアップルの勝訴です。

しかし今回の判決、やたらと早い上にアップルのお膝元のシリコンバレーでの判決ですから、陪審員が公正であったのかなどを巡って疑問視する声も少なくありません。おそらくサムスンは上告するでしょう。

その間サムスンはギャラクシーを売り続けるのです。

マイクロソフトはSkype買収に85億ドル使い、FaceBookはInstagram買収に10億ドルを使いました。

そう思うと今回の10億ドルなんてたいした金額じゃありません。むしろ手頃な広告費用かもです。

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