2009年12月24日木曜日

褒めると子どもは育たない?

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昔から「褒めて育てよ」なんていいますし、

この20年ぐらいの風潮では、やっぱ子供は「褒めて育てよ」です。

ところが私が子どもの頃は、まだ「褒めて育てる」っていうのは全然一般的じゃありませんでした。

私自身、アメリカに移り住んだばかりの頃は、すぐに周りの大人が「Good job!」なんて褒めてくれるんで、褒められるっていいなあ、と思って将来自分に子供が出来たら、「褒めて育てよう!」って思ったものです。

しかし「褒めて育てる」が一般的になるにつれ、なぜか世の中おかしな犯罪で一杯です。

私自身も最初は分の子供を褒めて育てていたのですが、なんだかかえって子供がちゃんと育たない感じがあったので、途中から意識的に褒めるのを制限しました。そしてどういうわけだかそのほうが上手くいくような感じなんです。

で、ですね。

驚いたことにもう「褒めすぎの弊害」についてはすでにかなり研究がなされているのでした。

中でもスタンフォード大学の Dweck 博士は教育学の第1人者ですが、この人の

Praising Intelligence: Costs to Children's Self-Esteem and Motivation

という研究、実に興味深いです。

この人の研究はまあ有り体に言えば「過程を褒めよ。結果や才能を褒めるな」ということです。

例えば、子供がテストでいい点が取れたとしましょう。

するとついつい「いい点が取れたねえ!おりこうさんねぇ!」なんて言いたくなってしまいます。

でも同じ褒めるなら「よく頑張ったねえ!」と褒めるべきなんだそうです。

結果を褒めるというのは、裏返して言えば、

結果が伴わなければ価値がないってことです。

結果が伴うAちゃんは愛しているけど、結果が伴わないAちゃんは愛してないよ、とも受け取れるので、要するに

条件付きの愛情表現だというわけです。

また子供の側も

褒められること自体が目的化

してしまい、学ぶことや、成し遂げることが目的じゃなくなってしまうんだそうです。

そこから「褒められる為にカンニングをしててでもいい点を取ろう」とか「悪い点取ったら親から隠そう、ごまかそう」などという考え方に繋がっていくそうです。

そりゃ褒められるのが目的ならそれが合理的な行動ってもんです。

更にですね、両親からベタ褒めされて育っても、世の中に出たら別にだれも褒めてくれやしません。

そしたらいったいどうするんでしょう?

それにね、冷静に考えてみれば

「褒めてもらおう」

ってなんだか卑しい感じもしますよね。

褒めてもらうために老人に親切にするとか、いい成績を取るとか、仕事を頑張るとかね

なんかキモいですよ。

さて、

私はこれから奥さんの手伝いをして褒めてもらおっと。




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