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Brighture English Academy 代表。趣味はウクレレとかハイキングとかDIYとか旅行などなど。在米20年。シリコンバレーに住みつつ、日本とアメリカとフィリピンで会社経営しています。最近は英語教育がライフワークになりつつある。

2010年1月5日火曜日

褒めて育てる弊害 その2

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以前、「褒めると子どもは育たない?」という記事を書きましたが、今日はさらにもうちょっと踏み込んで、褒めて育てる弊害について考えてみたいと思います。

1. 褒めることで子どもを操作している
子どもがやったことを褒めているふりをして、実は大人の都合のいいように子どもを操作してませんか?「褒め言葉」を与えるのも「あめ玉」で釣るのも冷静に考えれば同じことです。まあ子どもが気が付かないうちはけっこう上手く操作できちゃったりしますが、子どもが思春期を迎える頃には操作されていることに気付き、猛烈な反抗期を招きます。(えっ?もう遅いですかそうですか。私もです...)まあでも気付いたときが改め時かも知れません。

2. 褒められ中毒になってしまう
「いい子だねえ、偉いねえ」と言われるとその時はちょっといい気がしますが、逆にちょっと褒められないと、安心できない大人に育ってしまう気がします。そして更に褒められようと、褒められそうな行動を一生懸命とってしまうような... これって先日書いた「他人の価値観を生きる」ってことに繋がっていると思うんです。やっぱ自分なりの価値観は、子どものときから子ども自身の力できちんと育てなきゃいけない気がします。

3. 子どもの達成感を奪っている
なんかうまくいったときって静かに「やった〜!」って噛み締めたくないですか?でも親とか先生に先回りされて「よく出来たわねえ〜!!」なんていつもいつも言われてたら一体どうでしょう?やっぱ自分がやり遂げたことは、自分で噛み締めてこそ自尊心が湧くってもんです。だいたいね、相手が子供といえども、褒めて「自尊心を与えてやろう」なんて、おこがましい気がしますね。自尊心がそんなに簡単に付いたら世話ないですよ。

4. かえってやる気をなくす
褒めるって一種の条件付けです。小さな子どものときは些細なことでちょくちょく褒められて、いい気なもんです。でも段々難しいことをやるようになりますから、褒められてばかりって訳にもいきません。そんでもって段々やる気消失です。大体ね「○○くんはほんとは頭がいいんだからやれば出来るよ!」とか言われてプレッシャーじゃなかったですか?私は言われれば言われるほどやる気を失いましたが、自分の子供には同じことを言っています。(えっ、アホですかそうですか私もそう思います)

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私の平凡な人生の中でも、

初めて自転車に乗れた日、

初めて逆上がりが出来た日、

初めてトライアスロンが完走できた日

英語が喋れるようになった時、

などなど、特に誰も褒めてはくれなかったけど、ジワッっと達成感が湧いたときってあります。そしてなんとなく「やればできる。」って静かで心の中で思って、その後の原動力になってきました。

じゃあ褒める代わりにどうしたらいいのか、ってのはまだ暗中模索ですが、このトピックについてはまた書いてみたいと思います。




1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

全くスルドイです!。

褒められて育つ、自尊心ばかりが肥大した○゛カが育つだけです。ウルトラ世間知らずと置き換えても良いかもしれない。

いつも褒められる=褒められないと、自分のアイデンティー(存在意義)を認められない=些細な挫折感=全巻の終わり=バス乗り場で無差別殺傷!なんですよ。