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実は動物って喋っているらしいです。
動物の鳴き声って「ワンワン」みたいに単調に聞こえますが、最近は録音した動物の鳴き声をコンピュータで解析できるようになってきたため、実は人間の耳には同じように聞こえる音も、かなり違う発声をしていることが判ってきたんだそうです。
例えば西アフリカのタイ・ジャングルに生息する様々な種類のサルはレパードの鳴き声が聞こえると「キッキー」と声を上げて木の上に逃げるそうです。ところが鷹が来ると同じような「キッキー」という声を上げながら木の下に逃げるそうです。
そしてその鳴き声を別のサルの群れに聴かせるとですね、鷹から逃げる時の「キッキー」を聴かせるとちゃんと木の下に逃げ、レパードから逃げるときの「キッキー」を聴かせると木の上に逃げるそうです。
つまり人間には同じに聞こえても、サルの間ではちゃんと言語として機能しているってわけです。
サルなら人間に限りなく近い動物ですから、別に驚きを感じないかも知れません。
でも実はもっと小さなプレーリードッグなどの動物も、人間の耳には「キャンキャン」とか「ピーピー」とかにしか聞こえない泣き声の中にたくさんの情報が詰まっていることが分かってきました。
北アリゾナ大学のCon Slobodchikoff 教授によるとですね、なんと1秒程度の鳴き声の中に接近している動物の種類(人間、犬、鷹など)、その大きさ、おおよその形、距離、脅威の程度、など多くの情報が入っているのが判ったんだそうです。
これはプレーリードッグの巣のそばに犬や人間、あるいは大きな人、小さな人、青い服を着た人、白い服を着た人など、異なる属性の動物や人間を近寄らせ、鳴き声を録音してコンピュータで解析した結果判ったんだそうです。この教授の研究チーム、今ではプレリードッグ語の辞書が作れるくらいこの鳴き声が解析できたらしいです。以下はその一部始終です。是非ご覧あれ。
プレリードッグってキョロキョロしながら長時間ピーチクパーチク喋ることで知られていますから、実は世間話とかもしてるかも知れませんし、私たちが考えるよりもずっと複雑な会話をしている可能性があります。
またこの「言語」は先天的に備わっているのでしょうか?それとも後天的に教えられて獲得するのでしょうか?
プレリードッグって集団で住むので、実は言葉を教えられて育っている可能性も少なくないと思います。
するとですね、人間を動物を分けるものってなんだろうかと改めて考え直さなくちゃいけないかも知れません。
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