昨日、佐々木俊尚氏の「ネットがあれば履歴書はいらない」という本を読みました。
最近本を出したばかりの駆け出し作家の私にとっては非常に参考になる本で、「フムフム」、「なるほどなるほど」などと言いながらあっという間に読んでしまいました。
そして早速参考にさせて頂いて、Facebook、Twitter、そしてこのブログのプロフィールの写真を統一しました。(これこれ→)自分の本の帯に顔写真が付いて全国の書店で売ってますし、今更顔を隠しても意味がないので、サングラスをかけていたこれまでのプロフィール写真はオサラバです。
そして昨日社内でのセルフブランディングとも言える「猛禽類とどうやって戦うのか」というエントリーを書いたのですが、書きながら改めて思いました。
ブランディングってそもそも
中身がないと無理ないんじゃないの?
例えばマズいレストランとかダサい服とかブランディングのしようがありません。無理なんです。マズいワインはどんな素敵なボトルに入れてもマズいままなんです。
個人も同じ。そもそも売りがなければブランディングもクソもありません。
そしてブランディングをするに値がある中身を創り上げるには年単位の努力が必要です。中身がない人がいくらブランディングしても無意味、無効果です。それどころかむしろ逆効果かも知れません。周囲から「そんな暇あったら仕事しろ!」などと思われるのがオチであるような気がします。実際ブランディングに使う時間を仕事や勉強に使った方がよほど役に立つでしょう。
これってなんとなく「英語が出来れば素晴らしい未来が待っている!」的な宣伝文句にも通じるところがあるように思いました。
どんなに英語が出来ても、それだけではただの英語屋が関の山です。手に職があるとかマーケティングに詳しい開発の現場で実績があるとか、なんか売りがあって初めて英語力が意味をなし、自分の世界を大きく広げてくれます。
自分がナンボのモノなのかは、激しい競争の中に飛び込んでみないとなかなか分からないものです。敢えて人と比べなくても、色々と血みどろ汗みどろになって四苦八苦するうちに、いつの間にかある特定の分野に関してはキチンと自信を持って発言できるようになってきます。
とはいえ、「半人前はセルフブランディングするな!」とか「半人前は英語勉強しても無駄だ!」などと言っているわけではありません。私自身、先に英語が出来るようになって、その後に:
あれ、オレって英語できるけど中身ないじゃん
って気が付いて真面目に仕事をするようになりましたから、まあブランディングも英語もやりたいと思った時が旬だと思います。それに取りあえず英語が出来るお陰で通訳代わりにけっこう重要な仕事のお供をさせてもらったりして仕事憶えましたから、英語が導いてくれた世界もあります。ただ英語もブランディングも魔法の杖ではありません。大切なのはやっぱり
中身です。
さてこんな中身のないエントリーが書き終わったところで、その辺でひなたぼっこしてうたた寝をし、さらに中身のない時間を過ごすとしましょう。
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