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Brighture English Academy 代表。趣味はウクレレとかハイキングとかDIYとか旅行などなど。在米20年。シリコンバレーに住みつつ、日本とアメリカとフィリピンで会社経営しています。最近は英語教育がライフワークになりつつある。

2012年12月12日水曜日

学校に行きたくないあなたへ

オレさ、今から30年以上も前、まだ自分が学生だった頃に「学校って何のために行くんだろう?」ってけっこう悩んだりしたんだ。

成績も悪かったし、そんなに沢山友達がいたわけじゃないし、先生に好かれていたわけでもないし、目立つことなんてなかったし、つまんなかった。

親はね、「学校に行かないといい会社に入れないよ!」とか「学校に行かないとロクな暮らしができないよ!」とか言ってたけどね、なぜかオレには全然響かなかった。

だって、学校行かないと将来困るぐらい、言われなくたってまあなんとなくわかったしね。

それにけっこういい学校で出て、いい会社に入っているはずの近所のオジさんとか、毎日スーツ来てスゴくつまんなそうな顔して生きてるし。

化学とか歴史とか因数分解とか、何の役に立つのやらさっぱり分からなかったし。

近所の八百屋のオジさんとかね、どう考えても因数分解とかできなそうだったけど、別に困らず暮らしているし。八百屋のオジさんのほうが、いい大学で出てるはずのサラリーマンのオジさんとか学校の先生より楽しそうだし。

そんな訳で、学校に行く意味、全然分からなかった。

よく、学校が火事になればいいのにな、とか思ってたっけ。

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でもそれから30年ぐらい生きてみたら、やっぱり「学校に行って良かったな」って思うことが多いんだ。

もしかしたら何かの足しになるかも知れないからちょっと書いてみるね。

1)友達ができた
オレはそんなに友達が多いほうじゃなかったけどさ、それでも仲のいい友達もできたし、今でも時々会ってバカ話する友達がいるよ。みんな学校で知り合った奴らばかり。特に部活が一緒だった仲間たち。すっかり白髪頭になった今でも、会うと楽しい。もしも学校に行かなかったら、あいつらに会えなかった。

2)恋の喜びや苦しみを知った
学校でね、好きな子ができた。ちょっとお喋りが出来ただけで嬉しくてドキドキしたり。でも告白できなかったり、告白してもうまくいかなかったり。それからせっかく付き合ったのに別れてしまったり。今でも好きだった子を憶えているし、いい思い出。学校に行かなかったら、あんな想いしたのかな?

3)自分を発見した
学校に行ったから、オレは算数と国語は好きだな、ってわかったし、英語も好きってわかった。体育は好きだけどあんまり得意じゃないな、とかね。地理とか物理とか好きじゃないし、向いてないな、って。そして大学の1年で初めてコンピュータを触った時に「これだ!」って思ってさ、結局それが自分の職業になったんだ。

4)自分を客観的に見れた
クラスメイトと競争することで、自分の人よりも秀でている部分がわかった。それから好きなんだけどウマくないことも。国語なんて好きじゃないけどいつもいい点が取れたし、体育は好きだったけどあんまりたいした事なかった。

自分は勉強はたいした事ないけど、アイツよりはちょっと人に親切かも知れないな、とかさ。勉強以外のことだって、自分のありのままの力を知ることができたと思うんだ。

もしも学校に行かずにお家でゴロゴロしたり家の手伝いだけしてたら、自分が他人よりも上手にできること、ヘタなこと、あるいは人よりもいいところ/ダメなところ、何ひとつわからなかったと思うんだ。だからね、学校に行って良かった。

4)人付き合いをおぼえた
学校に行くとさ、クラスメートとか、先生とかさ、部活の先輩後輩とか、別段好きでもない人とも一緒にいろんなことをしなくちゃならない。嫌いな人だっているよね。でもね、大人になって社会に出ると、そういうことが普通なんだ。自分の親よりも年上の人と同じ職場になったり、大嫌いな人が上司になることもある。

学校ってイヤな奴もいるけど、いいヤツも、味方になってくれる先生もいるよね。

1人で出来ることなんてたかが知れているけど、みんなで力を合わせると色んな事が出来るよ。一緒に会社を作ったり、ボランティア活動をしたり。みんなの手と手を合わせれば、いろんなことができるけれども、それをするには人をの付き合い方を知ることが欠かせないんだ。

だからね、学校でそういういろんな人と出会って、色々な人との付き合い方を学べて良かったな、って思ってるよ。

5)キッカケをくれた
オレはね、歴史が好きで、歴史の本を読んだりする。でも最初に歴史を好きになったの、小学校6年生の時に習った日本の歴史だった。そこから興味を持ってね、歴史の本や時代物の小説を読むようになった。

それから中学や高校で世界史を習って、初めて自分だけで海外を旅行した時に、アンネ・フランクの隠れ家とか、ベルサイユの宮殿とかさ、色々な歴史的な建物や場所を訪ねて、とても面白かったよ。

小学校で歴史を習わなかったら、高校で世界史を習わなかったら、歴史的な場所に行ってみようと思わなかったかも知れない。

歴史の本を通じて昔の人の生き方を知ったり、憧れる人に出会ったりもした。魅力がある人は、時代なんて関係ないよね。そういう昔の人と出会うキッカケを与えてくれたのも、学校の歴史の授業だった。

それから中学のときに英語が好きになって、16歳の時からアメリカに住んだんだ。もしも学校に行かなかったら、英語も憶えなかったし、アメリカに住むこともなかったと思う。今でもアメリカに住んでいるよ。高校や大学をいれると、もう15年以上住んでいる。

6)役に立つこともいっぱいあった
オレはコンピュータのプログラマになって、アップルで働いていたけど、もしも英語もプログラミングも憶えなかったら、アップルで働くなんてあり得なかった。だからもしも学校に行かなかったら、アップルで働いて、世界中の人々の生活を変えてしまうようなワクワクする製品の開発に関わることなんてなかった。これも学校に行ったお陰だね。中学の数学はとっても大事だった。集合とか因数分解とかさ、意外と大事だった。英語もね、とっても大事だよ。世界中の人と友達になったり、ワクワクするような仕事ができるようになるんだ。

7)こんなオレでもどうにかなった
オレは怠け者だからね、もしも学校に行かなかったらいつもグータラして、きっと引きこもりになってしまったと思う。学校に行っているとさ、仕方がないから毎朝同じ時間に起きて、朝ご飯を食べてって、規則正しい生活をするでしょ? それから受験の時期になるとみんな勉強するじゃない? オレはグータラだから、一人で黙々と勉強するなんて絶対に出来なかった。みんながしてたから、それに背中を押されてさ、そして何とか高校や大学に入れた。だからやっぱり学校に行って良かったな。

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学校なんて今でも対して好きじゃないけどね、でもやっぱり行って良かった。学校に行ってね、知らないうちに学んだことが沢山あった。学校でやったはずの勉強はあんまり憶えていないけどね。楽しい人生を送るコツは、学校で学んだ勉強以外のところで学んだ気がするんだ。部活とか、友達とか。

君ももしかしたら、今は学校に行きたくないかも知れない。

でもね、自分の人生は自分で作っていくものなんだ。

親が学校に行けって言うからとか、学校の先生が怒るから、とか関係ないんだ。

自分の人生だからこそ、そして一回しかない人生を大切に生きるためにも、学校に行って様々な人と出会い、色々なことを学ぶこと、とっても大切だよ。

学校に行きたくなくなったら、時々読んでみてね。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

なんだかとても共感出来る事ばかりでした。
私は今学生なのですが、これからも学校へ少し嫌だと思ってもこれを思い出して頑張って行こう!という気持ちになりました。

文章を書いてくれてありがとうございました!

永田桂悟 さんのコメント...

すごく、当てはまるものばかりでした
自分は今高校一年なんですが2学期になって理由もなく学校にいくのが嫌になってました
ですがこの文章を読んでまたちゃんと行ってみようと思いました
本当にありがとうございます
もっと早くにこの文章に出会いたかったですw