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Brighture English Academy 代表。趣味はウクレレとかハイキングとかDIYとか旅行などなど。在米20年。シリコンバレーに住みつつ、日本とアメリカとフィリピンで会社経営しています。最近は英語教育がライフワークになりつつある。

2012年2月8日水曜日

アメリカで流行中のアサシン(暗殺)ゲーム

今アメリカの高校や大学のキャンパスなどで広く流行しているゲームがあります。

Assassin(アサシン/暗殺)と呼ばれるゲームで、ゲームの参加者はオモチャの鉄砲など別の参加者を撃つという単純なゲームです。撃たれた人はその場でゲームから脱落。最後まで残った人が勝ち、といったゲームのようです。ウィキペディアのページがあるほど流行っています。参加者が数百人といった規模の時もあり、誰がゲームに参加しているのかさえ明瞭でなく、けっこうスリルがあって楽しいみたいです。

このゲームに使用されるのはナーフガンというオモチャの鉄砲です。ナーフガンってスポンジの玉が飛び出す子供のオモチャです。こんなの。何年か前から日本でも発売され、トイザラスとかで売っています。

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うちの子どもも小学生の頃はこのオモチャが大好きで、よく遊んでいました。私もいい歳こいて子供用に買ってやったヤツを自分が改造して遊んでいました。

さて、うちの近所の高校でもこのゲームが大ブーム。部活のメンバーなどでやっていたようです。フェイスブックにアサシンのグループページまでできて結構盛大にやっていたようです。

ところが……。

こんな事件が起きてしまいました。

生徒が学校にナーフガンを持込、クパチーノ高校が一時シャットダウン

クパチーノ高校で生徒のバックパックから銃らしいものの銃床部分が出ているのを用務員が見つけ警察に連絡、全校が30分に渡りシャットダウンされる騒ぎがあった。生徒が持ち込んでいたのはナーフガンと呼ばれるスポンジ製の弾丸を発射するおもちゃの銃で、複数の生徒が休み時間に撃ち合いごっこを楽しむために申し合わせて持ち込んでいたもの。生徒に逮捕者はでなかったが、おもちゃの銃は没収された。

アメリカのは本当に銃犯罪が多い国なので、学校などでは日本で地震や火災の避難訓練をするように、銃を持った人が侵入した場合の避難訓練を定期的に行っています。ちなみに去年の10月にスティーブ・ジョブズが亡くなった日も銃撃犯が逃げ回り、ここいら一帯の学校がすべてシャットダウンになりました。ですから教育関係者は銃に関しては敏感にならざるをえません。

大人の視点で考えれば、コロンバイン高校の銃撃事件やバージニア工科大のような事件が実際にあるわけですから、学校の措置は適切だったとは思いますが、生徒らは「大人の過剰反応」というふうに受け止めているみたいですね。

この記事にはオモチャの銃が没収とありますが、実際は4名が停学となり、起訴された者もいるようです。

う〜ん。ここまでいくと確かに過剰反応かな……。

まずこれだけ流行っているゲームですから、100名ぐらいの者がナーフガンを学校に持ってきていたでしょう。そのうちの4名だけが停学に起訴では不公平というものです。

この騒ぎの真相が分かるや否や、誰からとともなく「ナーフガンを隠せ!」とテキストメッセージが行き交った、ということですから、まあ要領の悪い者だけが罰せられる典型のようなものです。

個人的にはこんなの目くじら立てることない罪のない遊びなのに...と思うんですけどね。そんなことより高校生でも容易に手に入る麻薬をどうにかしたほうがいいんじゃないのかと思った火曜日の午後でした。

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