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Brighture English Academy 代表。趣味はウクレレとかハイキングとかDIYとか旅行などなど。在米20年。シリコンバレーに住みつつ、日本とアメリカとフィリピンで会社経営しています。最近は英語教育がライフワークになりつつある。

2017年5月10日水曜日

海外に行ったら、ライドシェア・サービスを利用しよう!

さて今日は、フィリピンに行くならば、ダウンロードしておくべきアプリを3つご紹介しておきたいと思います。なおこれらのアプリ、フィリピンに限らず、アジア各国、またアメリカやヨーロッパでもかなり役に立ちます。海外に行く用事がある人はぜひこれを機にインストールしておくことをオススメします。
そのアプリとはズバリ、ライドシェアサービスのアプリです。まず、配車サービスを使うメリットと、利用可能な配車サービスの紹介をしていきましょう。

メリットその1〜車が清潔

海外でタクシーに乗ると、まずはその汚さに衝撃を受けます。私自身、近所の駅から家までタクシーの15分ほど乗り、あちこち虫に刺されたことがあります。しかもこれ、アメリカでの話です。アジアも同程度がそれ以上に汚く、なおかつシートベルトが使えないことが多々あります。特にフィリピンでは基本的に後部座席のシートベルトは使えません。金具を差し込むバックル部分が存在しないのです(笑)。また、時速20キロぐらいしか出てないのに「ボボボボボ」とポルシェみたいなエンジン音がしていたり、突然停止してエンジンルームから水蒸気が吹き上げたことさえあります。(実際に体験済み)

典型的なタクシー車内。匂いも独特です。

しかし、ライドシェア・サービスを使うと、普通に整備されたまともな乗用車がやって来ます。何しろ汚い車なんかで来てたら評価が下がりますから、基本的にばっちい車が走っていません。一方タクシーの方は、清潔なタクシーに当たるのがほぼ不可能で、せいぜい50回に1回くらいです。

一方こちらは配車サービスで呼んだ車。比較にすらならない


メリット2〜運転がまとも

日本にも昔「神風タクシー」なんて言葉がありましたが、なぜかタクシーは運転が荒い国が多いです。フィリピンもアメリカも凄まじいです。私は出張が異常に多いので、タクシーのお陰で寿命が縮まった実感があるくらい、何度も何度も危険な目にあっています。

しかし、配車サービスでこんな運転をしていたらすぐさま悪い評価がつくので、どの人も基本的にまともな運転です。今までに2回だけ運転の荒い運転手に当たりましたが、速攻で低評価を付けました。ちなみにそれらのドライバーもタクシーに比べれば平均的かややましなくらいでしたが、わざわざ危険な運転を我慢する筋合いもありませんので。あ、それからシートベルトが使えることが多いですから、この点でも安心です。

メリットその3〜現金の受け渡しがない

もう一つのメリット、それは現金の受け渡しがないことです。あまりピンとこないかもしれませんが、アジアでタクシーと言えば、ボッタクリやお釣りのちょろまかしがデフォなのです。ところがライドシェア・サービスだと、走行したルートがレシートに添付されて送られて来ますし、運転手の氏名も顔写真も全てバレバレですから、ボッタクられる可能性が極めて低いのです。また、アプリにクレジットカードを登録しておけば支払いがそこから自動的に行われるため、財布を取り出す必要さえありません。一方タクシーの方はというと、常に気を張っていないとすぐにインチキされるため、なんとも言えず神経が疲れます。この一点だけでも、ライドシェア・サービスを利用する価値があるくらいです。

さて、次にライドシャア・サービス各社をご紹介しましょう。

Uber(ウーバー)

ライドシェア・サービスといえばなんと言ってもウーバーですが、この会社、あまりにもスキャンダルが多過ぎてライドシェア・サービス自体を印象を極めて悪くしているダメ会社でもあります。しかし、そうはいっても今のところは一番普及しており、世界各国で役に立ちます。アプリも使いやすく、私はアメリカ国内ではほぼウーバー一本で過ごしています。フィリピンではウーバーと後述するGrab (グラブ)の併用です。

Grab(グラブ)

アジア圏でウーバー以上に普及してるのが、このGrab(グラブ) です。このサービスはマレーシアが発祥です。グラブにはタクシーを呼ぶか、それとも普通の乗用車を呼ぶかの2つのオプションがあります。前述の通りフィリピンではあまりにタクシーがボロくて不潔なので、私はもっぱら普通の車の方を呼んでいます。朝出勤時に自室から配車を手配し、3分と待たずに乗車して職場へと向かえます。

Lyft(リフト)

最後に紹介するのはLyft(リフト)。今のところアメリカ、インドネシア、シンガポール、フィリピン、マレーシア、タイ、ベトナムなどで利用可能です。ただ、上記2件に比べると車の台数が少ない印象です。サービス自体は、リフトが一番使い勝手いいように思います。特に優れているのが waypoint というオプションで、途中で立ち寄るところが指定できるのです。これを使うと、途中で友達も拾って目的地に行く、などといったことができます。

さて、それでは実際の利用手順を紹介しましょう。

ステップ1〜まず配車

グラブを例に紹介します。まずはタクシーか一般車かのどちらかを選びます。そして現在位置と目的地を入力します。現在位置はGPSで拾ってくれるので、入力しなくても大丈夫みたいですが、私は一応ちゃんと住所や建物の名前を入力しています。それが済んだら「Book」というボタンを押して配車を依頼します。大抵20秒〜1分ぐらいの間に車が見つかります。

配車中の画面。左下の部分に、目的地までいくらかかるか表示されます。ですので、目的地に着いてから「お前ボッタクリやがって!」というような諍いが起こりません。嫌ならこの時点でキャンセルすればいいのです。



運転手さんが見つかると、次のような画面が現れます。



ご覧の通り、ドライバーの氏名、評価、車種、ナンバープレートの番号などが表示されています。そうしたらあとは待つだけです。

ステップ2〜車を待つ

指定したピックアップの場所に行って車を待ちましょう。現在車がどこを走っているかは、アプリ上で確認できます。この時点で、運転手さんにテキストを送ったり、電話をかけたりすることもできます。



ステップ4〜乗車

そしていよいよ、やって来た車に乗り込みます。



あとは目的地に着いたら、ただ “Thank you” と運転手さんに告げて降りるだけです。1分もしないうちに評価画面が表示されます。ここで星の数を選んで、「submit」 ボタンを押せば完結です。



その他のウーバーやリフトなどの画面も、まあ似たり寄ったりですから、使い方は簡単です。

どんな人が運転手をしているの?

では、一体どんな人が運転手をしているのでしょうか? 乗車するたびに話しかけてみましたが、フルタイムで運転手をやっている人は意外なくらい少なく、学生さんが空き時間にやっていることもあれば、自営業の方がパートタイムでやっていることもありました。フィリピンだと、そもそも車がとても高級品なので、運転手さんは銀行員や保険会社などに勤務しているエリートサラリーマンであることも多かったです。当たり前ですが普通に英語が通じますから、そう言った意味でも快適です。面白いところでは、ロサンジェルスでウーバーを利用した際には、助手席に犬が乗っていたのです。「アウアウアウ〜〜」と運転手さんと何かおしゃべりしており、実に不思議でした。運転手さんは元シリコンバレー在住のエンジニアだった方で、色々と話が弾みました。




さて、いかがだったでしょうか? これからフィリピン留学やアメリカ、アジアへの出張や旅行などを予定されている方は、ぜひこれらのライドシェア・サービスを利用してみてください。また旅行の楽しみが広がるのではないかと思います。




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