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Brighture English Academy 代表。趣味はウクレレとかハイキングとかDIYとか旅行などなど。在米20年。シリコンバレーに住みつつ、日本とアメリカとフィリピンで会社経営しています。最近は英語教育がライフワークになりつつある。

2012年4月24日火曜日

緑色のハムエッグ

Dr. Suess(ドクタースース) といえば "The Cat in the Hat (ザ キャット イン ザ ハット) " という絵本で有名な児童文学者です。この人の本、英語の音やリズムが学びやすいよう非常に工夫されており、そのおかしな内容の反してアメリカでは非常に高く評価されている児童書です。

さてこのドクタースースの本に「Green Eggs and Ham」というお話があります。内容は……知りません。緑色のハムエッグの話らしいのはタイトルから分かります。

で、この緑色のハムエッグを作ってみてる人達がいるらしいとき聞き、「アフォじゃのう〜」と思っていたら、




自分の息子がやっていました。

これがそれ。



う〜ん。

マズそう過ぎる……。

卵の黄身と白身を分け、白身の方に食紅をいれて緑にし、またくっ付けて目玉焼きを作っていました。ハムは食紅を塗って軽く火を通したようです。

おいしそうに召し上がっていました。



緑のハムエッグを食べれば、気分はアメリカの童話の主人公でしょうか?

オレはいいや。






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2012年4月21日土曜日

トロン:レガシーのバイク、買えます。

トロン:レガシー」という映画があります。2010年の映画だったかな?わざわざ劇場で見ましたが、つまらなくてガッカリでした。

映画はつまらないですが、これに出てくるバイク、超カッチョよいです。こんなの:




これをリアルで作ってしまった人がいるんですね。

最初はガソリンエンジンを搭載したようですが、バージョンアップしてリチウムイオン電池を搭載し、電気バイクとなりました。

こんなの:





これを作ったの「Parker Brothers Choppers」というバイクのカスタムショップです。公道で走れるそうです。最高速度は120マイルだそうですから190キロぐらいのようです。お値段のほうは$55,000だそうで、1ドル80円換算で440万円ってところです。高いのか安いのかよくわかりません。



夜走ると、ホントに映画の中みたいでカッチョヨイです。

   

しかし……

驚異的に乗りにくそうですな。
 

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芝生張り替えーやっと完了

さて芝生張り替え作業、まだまだ続きます。 前日までの作業がおわったところ。



さてすべて芝生を剥がし終わったところで、まずはスプリンクラーの補修です。芝を機械で剥がした時に幾つか壊してしまったので、修理して、動作を確認。いい感じに直っています。



更にまだ一部残っていた土砂を撤去。こんなにあります。



さていよいよ芝生を貼付けます。まずは30ロール買ってきました。この芝生のロール「SOD」と呼ばれ、その辺のホームセンターで売っています。



貼付け開始!……って言ったって置くだけですが。



どんどん敷いていったのですが、全部で77ロール必要でした。そんなに沢山トラックに乗らないので2回買い足しました。

完成です!


最後にスプリンクラーで水をかけ、これでお終いです。



これで予定している庭仕事の半分が終りました。残りは明日です。

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2012年4月19日木曜日

芝生張り替えー芝生の破棄

さて昨日は機械で芝生を剥がしましたが。今日はそれを破棄しました。トラックで2回運んで9割がた破棄しました。

昨日の状態。



この剥がした芝生をえっちらおっちらとトラックに載せ、Zanker Road Resource Managementという会社が経営する廃棄物処理場に運びました。あ〜大変だった。

これで大体500キロ分の芝生です。これを2回。およそ1トンの土を運びました。



廃棄物処理場は、なんかこういう感じの、業者しか来ていないようなところです。


庭の方はこんな感じにスッキリとしました。明日はここに芝生を貼ります!



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2012年4月18日水曜日

芝生の張り替えー芝生剥がし編

このところずっと生真面目な話ばかり書いていたので、久しぶりにDIY話を書くことにしました。

うちの庭の芝生、雑草やらタンポポやらにやられ、かなりみすぼらしかったので芝生を張り替えることにしました。

そのためには、まず今生えている芝生を剥がさなくてはなりません。

昨日、今日でその作業をしました。

私は「シャベルで剥がせばいいや」と思っていたのですが、奥さんが「こんな便利な機械があるよ!」と見つけてきたのがこれ:

なんと芝生剥がし機です。



なんかスゴい便利そうです。

使い方のビデオはこんな感じ。



奥さんの口車にすぐに乗せられ、これを借りることに同意。奥さん、もう借りれるところまで調べてありました。

で、早速借りてきました。

で店で実物をみると…… デカ!!

ちょっとためらいましたが、結局借りてきました。軽く100キロはあります。まあイメージとしてはモンスター芝刈り機って感じです。




トラックから降ろすのさえ大変でしたが、それ以前にまず使い方を把握するのにも四苦八苦。とにかく重く、芝生を取るのも一筋縄ではありません。しかし、おお!!本当に剥がれますよ!





しかしこの機械、あまりの重さに向きを変えるのも一苦労です。でも、本当にこんなふうに剥がれます。



半分熱中症になりながら作業を続け、その日のうちに半分をほど芝生を剥ぎ、今朝残りをやって取りあえずほとんど剥がせました。もの凄い筋肉痛です。



さて次はこの剥がした芝生を捨てなければなりません。これがまた大変なんだ(泣)……。

続きは明日です。

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2012年4月16日月曜日

「当事者」の時代 - 後編

さて昨日書いた佐々木俊尚氏の『「当事者」の時代』の書評の後編です。

佐々木氏はこの書籍を通して日本の病巣を見事にえぐり出したように思います。

私が本書を読んで一番強く感じたのは、「人は皆誰でも自分は正しくて普通だと思いたいし、責任なんか背負いたくはない」ってことです。

例えばイジメをする中学生もその親も、イジめられる方が悪いとか、環境が悪いと言ってみたりね。親も先生も教育委員会も問題を直視すると自分が問題の「当事者」になってしまうから、みんな言い訳に必死です。

新聞社は自分たちの言論に責任を取りたくないから、自分たちの思い描くストーリーにフィットするマイノリティやら市民運動家に「憑依」し、彼らの声を自分たちに都合良く加工して紙面に載せ、あとは知らん顔です。

日本のメーカーがドンドンとダメになってきていますが、これも同様の構図があるように思います。例えば誰から新しい製品のコンセプトを思いついたとしましょう。でも自分が当事者になって決定を下し、そのアイデアを製品化をして売れなかったら自分が責任の「当事者」になってしまいます。そこで他社と似たり寄ったりの製品を創り、それなりに忙しく右往左往しているとそのうちに時が流れてくれて、で、銘々がそれなりにヒーロー気取りや苦労人気取りもできて、めでたしめでたしです。原発事故の東電や原子力安全員会、あるいは経産省などをみても、同じような「当事者」になることを避けるメンタリティが垣間見えます。

自分が「当事者」になるというのは凄まじいほどに辛いものです。アップルでたかだか4、50人ぐらいの部署の改革をしたことがありますが、1から10まで自分の頭で考えて改革をしていくというのは、失敗した時の恐怖に足がすくみますし、日々批判やプレッシャーに晒され、なかなか辛いものです。それに雇われ人なんですから敢えてそんな苦労を買って出なくても給与はそこそも貰えるんです。なかなか正気ではできないような部分さえあります。

自分が「当事者」となって新しいことをやったりマトモな発言をしたりすると、恐ろしいほどにイジめられたり、足を引っ張られたりしますが、あれはある種の「後ろめたさ」の反転なのかな、と思いました。どの人も本当は各々が「当事者」にならなければならないと、どこかで気付いています。でも堂々と「当事者」になる人が出現すると、各々が「当事者」になることから逃げ回っている自分のダメさ加減を直視しなければならなくなるため、それを避けるために猛烈に足を引っ張るのではないでしょうか?

でも自営業者なら自分が「当事者」なんて当たり前の話です。足を引っ張られるようなこともありません。自分以外は誰のせいにも出来ないのです。会社勤めの頃はもしも改革に失敗しても「足を引っ張ったヤツらのせい」、「理解のない上司のせい」などなど、容易に人のせいにすることができました。そんなことは実際はしませんでしたが、やろうと思えばやれる環境がありましたし、内心では失敗の言い訳を考えていました。ですので実は甘ったれた環境でしたね。アップル時代の自分を美化していた部分にも気付きました。これからもずっと「当事者」として生きていこう、傍観者にはなるまい、と決意を新たにしました。

また佐々木氏の文章には本当に脱帽でした。今年初めて自分が本を出してみて、なか見が濃い本を出すことが如何に困難か痛感しました。ですので、こんなにも「なか見」の濃い本が書けるのか…という素直な感動がありました。プロのジャーナリストと自分を比べること自体おこがましい話ですが、こんな良書に巡り会えて本当に良かったです。




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2012年4月15日日曜日

「当事者」の時代 - 前編

佐々木俊尚氏の『「当事者」の時代』を読んでみました。

472ページとスゴいボリュームなのだが、読み応えがあり、休日を潰して一生懸命読んでしまいました。

感想が多過ぎてどこから書いていいのか分からないぐらいなので、まずは前半の佐々木氏の新聞記者時代の話から書いてみようかと思います。

この本のメインテーマである「マイノリティ憑依」の舞台設定として、まずは佐々木氏の新聞記者時代の話が克明に描かれています。事件の取材やその裏取りの話が延々と続くのですが、色々な意味で既視感が強く、思わず「そうだそうだ」と頷いてしまう部分が沢山ありました。

特に毎日新聞社内のすさまじい競争の話はもうホントに頷くところが多くて、「アップルと同じじゃん」って何度も呟いてしまいましたw。例えばチームで取材に行ったのに、一人だけこっそりと編集局へ戻って自分のネタにしてしまう記者の話や、常に誰がライバルが注視して自分の社内の立ち位置を確認している人の話、後輩や部下のネタを自分の手柄にする人とか…。こういうのいたいた!って感じで、仕事や分野や国籍さえもが違っても、人間って自分の利益のためにはえげつないことするんだよな…、と変に納得してしまいました。

また警察から裏を取るために張り付く記者と警察との間に濃密なハイ・コンテクストな空間が形成される話なども非常に興味深く、共感するところが多かったです。

アップルも秘密主義で濃密なハイコンテクスト・カルチャーですが、そのマネージメントは更にその傾向が強く、影響力のある上級管理職の一言二言やちょっとした表情の変化を頭をひねって解釈したり、言われたことの深読みをしたりと懸命でした。管理職の面子はそんなにコロコロ変わりませんし、10年以上の知り合いも多かったですから、ああいう秘密主義のところで同じような面子でずっと一緒に働いていれば人種を越えて非言語的なコミュニケーションが芽生えていくのものなんだな、とこの辺も奇妙に納得。そこで働いている時にはまったく無自覚でしたが、文章にして読んでみると憶えのあることが沢山ありました。またハレとケのように公式のチャンネルでは建前通りとお約束のを顔をし、非公式のチャンネルについては存在しないかのような知らん顔と言うのもまったくそのままでした。時々部署の方針の発表などがありましたが、よく練られた公式のストーリーが語られ、質疑応答にも万全の準備で臨んでいました。下々にとっては公式発表が世界のすべてですが、これは本当に建前の世界です。

また私は長らく武道をやっていましたが、師範の考えることを先読みしてタバコに火を点けたり車を回したりと、こういうことは徹底的にやりましたし得意中の得意でした。こういうスキル、一概に悪いとも言えないような気もします。実社会に出ればこういう能力が長けていると上長の憶えも早いですし、そればっかりだとアホですが、まったく出来ないのもどうかも思います。

しかしその一方で、こういうハイコンテクストな空間のヤバさと言うのは、段々とそれだけが「世界のすべて」であるかのような奇妙な錯覚に陥ってくるところではないかと思いました。頭では別の世界があると分かっていても、そうした空間に慣れていくことでそれが世界のすべてであるような気分になってきます。また自分たちに酔ってしまう仲良しクラブも形成されやすいように思いますし、馴染めない者は次第にこの濃密な空気に押しつぶされていきます。日本は言語が1種類で、部活なども通年ですので学校時代からこういうハイコンテクストな空間が形成されやすいですし、社会に出てからも雇用が流動化していない分、どの会社でもこういったハイコンテクストな空間が非常に形成されやすい……というよりも形成されないことの方が稀な社会です。イジメなどのもこうしたところに大きな原因があるように思いました。

肝心のマイノリティ憑依については一言も書いていませんが、これはまた明日にでも書こうかと思います。本の内容が濃過ぎてひとつのエントリーに収まりません。



PS:後編を書きました。こちらです。



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ソニーはアップルのように復活できるか?

私は今回出版した本を書くにあたって、アップルの比較対象になる企業が必要になり、パナソニックとソニーについては、かなり色々と調べてみました。そしてパナソニックと比較するのは止めにして、今回の本の中ではソニーとアップルを対比させています。なぜパナソニックはヤメにしたかと言うと、企業形態が余りに支離滅裂で文章化できないほど複雑だったからです。こんなことを言っては何なんですが、パナソニックは早晩大幅な人員削減か倒産、あるいは一部の事業を外国の企業に買収されるなどすると思います。

ではソニーはどうなのでしょうか?

拙書ではソニーとの比較に終始させて頂きましたが、正直言ってソニーですら調べれば調べるほど暗澹としてしまいました。

そんな折り、ソニーが2012年3月期に5200億円もの赤字を計上しました。その発表と相次いで、12年度中に全世界で全従業員の6%にあたる約1万人の人員削減が発表しました。

新しいCEOの平井一夫氏も就任早々大変です。

新たに発表された経営戦略によると、ソニーは構造改革費用として約750億円を計上。デジタルカメラ、ゲーム、モバイル端末の3事業を「コア事業」として位置づけて、経営資源を集中させるんだそうです。

さてこんな処方箋で復活するんでしょうか?

私は到底無理だと思って言います。

なぜ無理か?

まず簡単な算数から考えてみましょう。

ソニーの純利益は四半期で2200億円程度とのことです。ということは単純に考えて利益を2.3倍くらいにしないと今回の赤字+リストラ費用さえ回収できません。仮に1年かけて損失を回収するにしても、1期あたりおよそ1300億円の利益増とならなけばなりません。利益を60%増としてそれを1年間継続する必要があります。2年かけるとしても利益を30%増大させなければなりません。3年でも20%ですね。

ところが現在のソニー製品を見てみると、利益を20%〜60%も押し上げてくれる可能性を感じさせてくれる製品がひとつも存在しません。

ではコストカットは充分なのでしょうか?1万人の削減とあります。仮に多く見積もって一人たりの平均給与が800万程度としましょう。それに諸経費がのって人件費およそ1千万円とします。これを1万人切ると、やっと1000億円です。つまり今期の赤字の1/5にすらならないのです。実際の平均給与はもっと低いでしょうから、多分リストラで減る経費はせいぜい500〜700億円程度ではないでしょうか?そのリストラ費用に750億です。焼け石に水、ということわざが頭をよぎります。

この2点だけ考えても復活は不可能と判断せざるを得ないと思います。ですが問題はもっと根本的なところにあります。

ないないずくしのソニー
- 欲しい製品がない
現在のソニーの根本的にダメなところは「欲しい製品」がひとつもないところです。ワクワクする製品もありません。「これを買ったら生活が変わりそう」とか友達に「買っちゃった〜」と言いたい製品がひとつもないんです。先日の会見でも驚いたことに具体的な製品やサービスの話がただのひとつもありません。これで復活なんて200%あり得ませんでした。

- 世界戦略がない
例えばアップル、グーグル、アマゾンのウエブサイトを見てみましょう。どの国のも基本的に同じように洗練されたデザインです。言語が違うだけです。製品も同様です。ワールドワイドで同じ製品。国によって変えるのはせいぜいSIMカードとキーボードくらいです。ソニーのそれは製品名が違っていたり、アメリカでは売っているのに日本では売っていない製品があったり、またその逆があったり…。それらが購買意欲をそそる製品ならまだしもですが、どちらもダメダメだったりします。ウェブサイトに至っては別の会社かと思うほどデザインが異なります。なぜこんなことになってしまうのか、意味が分かりません。さらにはPSPを後進国で売るとか…貧乏人は時代遅れの製品を使ってろ、って感じでしょうか?そんな風に色々と作るからダメなのに。

- 部門間で話をしているとは思えない
ソニーは「右手が左手」と話をしていない、と感じさせるような商品が大量にあります。事業部間や部門間のコミュニケーションが相当に悪いようです。メモリースティックなんてその象徴のような存在です。あんなもの止めればいいのにいまだに作っていて、あるソニー製品はそれを採用し、ある製品はしていません。これひとつを取ってもどのくらいコミュニケーションが悪いか伺い知れるというものです。


ではどうすればよいのか?

やるべきことは3つあると思います。

- ヒット商品を生む
1にも2にも大ヒット商品の開発が急務です。アップルで言えば復活ののろしになったiMacG3のような製品が必要です。平井氏はそれをやれる人なのでしょうか?先日の会見を見た限りでは不安です。

- 不採算事業の徹底的な清算
そもそも利益を生んでいない部署はもうすべておさらばするべきでしょう。アップルは第1期黄金期の頃1万8千人くらいいましたが、どん底の時には9000人を切っていました。つまり半分です。しかしこのリストラ+iMacG3でアップルは息を吹き返しました。ソニーに半分切れとは言いませんが、1万人は本気が見える数字じゃないですね。16万人のうち、わずか6パーセントです。ヒット商品+大胆な経営スリム化がないと復活はあり得ないでしょう。

- 社内体制の一新
上にも書いたようにソニーは「右手が左手」と話をしていない、と感じさせるような商品が大量にあります。この事業部間の縦割りの弊害については先日の会見の質疑応答でも質問が出たのですが、結局満足に返事もせずにウヤムヤです。


で、何が言いたいのかと言うと


私の本を買って参考にしてください」って言いたいんですw。

つまり単なる宣伝です。

さて散々ソニーをこき下ろしましたが、別にソニーだけの問題じゃありません。ヒット商品や戦略の欠落、あるいは複雑過ぎる社内体制などは、日本のほぼすべての大企業に当てはまると言ってもいいほど根深い問題です。ですので、この本の宣伝、まるっきり冗談ではありません。私がアップルから学んだこと、それなりに参考になると思います。

私は元アップルですが、それ以前に日本人ですから、ぜひ日本企業に復活してもらいたいです。中学のときに買った初めてのウォークマンもソニーでした。

頑張れソニー!



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2012年4月13日金曜日

こわい「おしゃぶり」を集めてみた

普通、おしゃぶりと言うとこんなの連想しますね。







でもユニークな「おしゃぶり」をお求めのあなた。世の中には色々な商品が存在します。





さて、これらを装着するとこんな具合になります。








いずれもアメリカのamazon.comで売っています。お子様へぜひどうぞ!


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2012年4月11日水曜日

Facebookで起こる人脈構築革命

「Facebookで起こる人脈構築革命」という本を読んでみました。

多くの方がご存知のとおり、Facebookはリアルな友達と実名で繋がることを推奨しています。ですので知らない人から友達の申請が来たときに承認を拒否すると「この人を実際に知っていますか?」などと聞かれ、「知らない」と答えるとその後はその人をブロックしてくれます。あくまでリアルな知り合いと実名で付き合いましょう!というスタンスですね。

ところがこの本、「実名だからこそ、リアルで深い人間関係が構築できる」とし、あえてFacebook上で新しい友達を開拓することを薦めています。そして具体的なやり方を懇切丁寧に教えてくれます。読んでいて「なるほど」と思わせてくれる、具体的なノウハウが沢山あります。どれも奇をてらった方法ではなく、実際に信頼できる友人を開拓するのと同じアプローチです。友達の増やし方の他にも、自分にアプローチしてくる人の見極め方や誤った人を友達に足すことで発生する被害などにも言及しており、それらが著者の体験に基づいているため説得力があります。

以前私は、匿名と実名の中間ぐらいにあるMixiなどもやっていましたが、匿名って相手の素性をほとんど判断できません。結局mixiを通じて出来た知り合いはわずか6名ほどで、そのうちリアルにお会いしたのはわずか4名に留まりました。そのうちの半分は「友達の友達」といった方だったので、結局純粋にmixiで増えた友人は2名に留まりました。一時は夢中でやっていましたが、会員が増えるにつれ匿名の悪い所が目立ちはじめ、コミュニティの炎上などもしばしば目にするようになってきました。また日記のコメント返しとか段々面倒くさくなって止めてしまいました。

一方Facebookのファンページなどで炎上を見たこと、ほとんどありません。アメリカ人は時々政治ネタなどでアツくなって実名でののしり合っていますが、「バカ、シネ」などと言い人は非常にするなく、あれはあれで健全な気さえします。私はTwitter やこのブログなどでも実名を晒していますが、はやりキチンと責任のある意見を発していこうと思ったら匿名では説得力に欠ける気がします。

この本を参考に、私も自分の本の読者と広く交流できたらと考えて昨日早速Facebookページを作ってみました。1日で70名ほどの方が「いいね」をクリックしてくれ、早速本の感想やメッセージなどを頂きました。

よろしければぜひ覗いてみてください。

松井博のページ


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2012年4月10日火曜日

小飼弾氏の書評を読んで感じたこと

小飼弾氏という超有名なブロガーがいます。私も氏の「404 Blog Not Found」というブログを頻繁に読んでおり、ここで紹介された本を買ってしまったことも1度や2度ではありません。

さて、本を出版する際は数十部の見本誌が印刷されます。これはマーケティング目的で各所に配布されたり、出版に協力して頂いた方に配ったりするための本です。

今回「僕がアップルで学んだこと 環境を整えれば人が変わる、組織が変わる」の出版に際しても、30部ほどの見本誌が刷られました。編集部の方に「この本を送りたい先はありますか?」と聞かれ、畏れ多くも小飼弾氏に送って頂くようお願いしました。

すると今日、なんと驚いたことに小飼弾氏のブログに私の本の書評が掲載されました。これです。

責任者出てきた - 書評 - 僕がアップルで学んだこと

非常に好意的な書評を書いてくださり、感謝の至りです。と同時に、この方鋭いな、と感じ入りました。

小飼氏、アップル社内での「個人責任」と「権限」の在り方に着目しました。これ、非常に重要です。団体責任なんてアップルではあり得ません。そして、私は「個人責任」というキーワード、沈みゆく日本メーカー群、ひいては日本そのもの再生にとって、最も重要なキーワードだと考えています。

個人個人の当事者たちに「責任」と「権限」をセットで渡すこと。その上で責任を厳しく問うこと。これ、非常に重要です。今の日本の多くの企業では、たいした責任も問われない代わりにろくな権限も与えられていないのではないかと思います。例えば福島の原発事故を見ても、誰が責任者で、どういう過程で何が決定されているのかも今ひとつ外部に伝わりません。またあれだけの事故を起こしておいて誰の首が飛ぶわけでもありません。東電の社員で、世間にある程度顔が見えたのは現場に踏みとどまった吉田所長だけでしょう。原子力安全・保安院なども他人事といった面持ちでした。しかし逆に責任感とプライドを感じさせてくれたのは、事故の当事者ではない決死の放水作業をした東京消防庁の方達だったりします。なにかが根本的に間違っている気がしたのは、私だけではないでしょう。

ソニーにせよホンダにせよ、創業し成長する過程では、責任を背負い込んだ創業メンバーたちが自分たちの裁量で踏ん張り続けたのだと思います。でもいまやそんな緊張感を保ち続けている企業、数えるほどしかないような気がします。

さまざまな再生のキッカケは、おそらく「責任」と「権限」を当事者たちに渡すところにあります。

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PS:本を買ってくださった方、また興味を持ってくださった方たちと交流の場を設けたいと思い、Facebookページを設けました。よろしければ訪れてみてください。

2012年4月9日月曜日

幼児が数分で解けるのに大人が解けない算数(?)の問題

昨日Facebookで流れてきた問題です。

なんでもこの問題幼稚園児が5〜10分で解けるのに、プログラマなどの頭脳労働職の高学歴の方が解くのに1時間もかかるそうです。

私は頭が幼児なのか、30秒くらいで解けてしまいました。



妻や子供にやらせるとかなり苦戦。でも10分程度で解きました。

その後Twitter で流してみたら一日経っても解けない方もいる一方で、数分で解く方もいました。

是非チャレンジしてみてください。
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コメントを多数頂いたのですが、ほとんど全部解答かネタバラしだったので、すいませんが掲載を見送ることにしました。

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PS:この記事を書いてから2時間ほどで5万ヒットもありました。そして今見たら12万ヒット。なので図々しく本の宣伝を貼ることにしました。アップルで働くのがどんな感じなのか知りたい方、是非どうぞ。






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2012年4月1日日曜日

どこでも仕事ができる時代

昨日のブログ記事にも書いた通り、4月10日からアスキー新書より本を出版することになりました。

さて今回の執筆にあたってはアスキーメディアワークスの吉田孝之さんという方と、フリーランス・ライターの野本響子さんという方と一緒にお仕事をさせて頂きました。

実は私、この吉田さんとも野本さんとも面識がありません。最近になってフェイスブック等を通じてどんな容姿の方か知ったのですが、吉田さんに至っては声さえも聞いたことがないのです。それでも実にスムーズに本を出版にこぎ着けることができました。

このように全く面識のない方と遠隔地にて仕事を共にし、出版に漕ぎ着けられた最大の要因は、吉田さんと野本さん両名が一流のプロフェッショナルであったからです。

ですがその一方で、ネットの威力には今まで感じたことのない衝撃を受けました。

リモートで仕事するのは初めてではない
これまでも遠隔地に居住する面識のない方と様々な仕事をしてきました。

アップルに勤めていた時も海外とのやり取りは多かったですし、メールや電話、あるいはテレカンなどでさまざまな案件を数多く片付けてきました。しかしこれらはすべてアップルの海外支社で働いているか関連企業の方とのお仕事だったので、お互い相手から期待できることもはっきりしていましたし、向かっているゴールも同じでした。また社内のインフラはインターネット普及以前から整っていましたから、ある意味「できて当然」でした。

だからでしょうか?なんとなくこういう仕事のしかたは「大きな企業の仕事のやり方」、とったような印象を抱いていました。

「どこでも仕事できる時代」が来た
執筆が終ってなにがそんなに衝撃的だったのか改めて考えてみたのですが、結局ネットの高度な普及を改めて実感した、ということだったのだと思います。大きな資本を持たない「ごく普通の人」でも本当に「どこでも仕事できる時代」がいつの間にか出来上がっていました。

クラウドサービスは本当に使える
今回の原稿の執筆は、ほとんどすべてGoogle Docsで行いました。これがとにかく本当に便利でした。私が1章書き終わるごとに野本さんや吉田さんに赤入れをしてもらっていったのですが、両名が容易にコメントが付けられるので「てにおは」レベルの間違いから、「ここは読みにくい」、「章立てを変えた方が良い」と言ったレベルのかなり大きな変更内容のやりとりまで、ほとんどすべてGoogle Docs上で成立しました。また付けたそれぞれのコメントを別々に管理し、コメントにコメントを返すこともできるのです。もしもファイルをやり取りして同じ作業をしていたら、このような同時進行の作業は難しかったでしょうし、ファイル自体も複数できてしまって、バージョン管理も煩雑になっていたでしょう。しかしこうして原稿をクラウドに置いておくと、両者が同時進行で執筆と編集を行ったりできるわけです。

Google Docsの問題点と言えば縦書きがサポートされていない点と、ブラウザがメモリを食い過ぎる点でしょうか?途中でパソコンのメモリを4GBに増設し、ブラウザをFirefoxからChromeに変えたところ安定しました。Firefoxは本当にダメです。Safariも明らかにメモリーリークのような現象が起きました。

このようなマイナス点を差し引いても、もうワードの書類をやり取りするようなやり方には戻れないな、と思いました。クラウドって本当にスゴいです。

サーバの活用
後半になり挿絵やグラフ、表紙の写真などのやり取りは吉田さんがサーバを立ててくださりそこで経由して行いました。これも本当にスムーズでした。また体裁が整えられた原稿はPDFとしてサーバで共有し、初校、再校はこちらを使用。本当に便利でした。

電子で管理する参考資料
今回の本は私のアップルでの体験をベースにしていますが、客観性を維持するためにも思い込みや記憶を頼りに書くのではなく、かなり沢山の本や資料を読み込んで執筆しました。

読んだ資料がWebページの場合には当然ブックマークしておいて、何度となく確認しました。ブックマークし忘れたものは再検索が意外に大変で、かなり時間をロスしました。

とはいえもしもこれがWebページではなく紙の資料だったら、リサーチだけでも膨大な時間を使い、紙の山に埋もれての作業だったでしょう。英語であれば、古い新聞なども大半はネットで見つけることができました。

資料としての電子書籍
参考にした英語の書籍はすべてkindleで購入しました。こうしておくと、引用をしなければならない時などにKindleアプリで瞬時に検索できるのです。これは本当に便利でした。紙の本には戻れない……と改めて実感しました。日本語の書籍も、一日もはやく電子化すべきだと心から思いました。

メール
細かいツメやディスカッションはすべてメールで行いました。時差がありますが、私が寝る直前に意見を投げておくと朝には回答が返ってきており、非常にスムーズでした。

ソーシャルメディア
執筆作業中はソーシャルメディアはまったくと言っていいほど活用しなかったのですが、本がある程度終ってからは徐々にソーシャルメディアで本の紹介を始めました。レスポンスは非常に良く、まだ発売が公になって数日なのにtwitter やブログなどでもかなり紹介されています。

電話
電話はもっとも使用頻度が少ないツールでした。野本さんと3回ぐらい電話しただけです。ほとんど私の愚痴でした。(すいません)

以上、私のノマド(?)体験記です。プログラムを書いたり、デザインをしたりとコンピュータさえあればできる仕事はもう本当に場所を選びません。これは本当に骨身に沁みるほど実感しました。

それは良いことでもあり、悪いことでもあります。多くの仕事は海外に流出するでしょう。その一方で住む場所を選ばなくなってきているのは確かなことです。

今回の体験を通じて改めて、「今の時代の変革は産業革命どころではないのではないか?」との思いを強くしました。

そしてまだ変化は始まったばかりなのです。


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