2017年8月17日木曜日

牛乳石鹸のCMに感じる15の違和感

最近話題の牛乳石鹸のCM。昨日ようやく見ました。

このCMについてはもうすでに語り尽くされた感もあるので今更とも思ったのですが、僕が感じた違和感を箇条書きにして見ることにしました。



1. この夫は心を病んでいるのではないか?
この夫、通勤中の表情も虚ろだし、心を病んでいるのではないのか?

2,  妻の表情が妙に明るいのはなぜ?
この妻、もしかしてモラハラ? あの表情の夫にゴミ出しとか買い出しとか頼めるかな? 夫の表情を見て心配にならないのかな? 夫とあまりにも対照的な表情が印象に残る。

3. ゴミ捨てはそんなに大変か?
ゴミ出しってそんなに大変か? やらされている感満載でビビる。

4. 通勤のバス、ヤケに空いてるな
昔日本に住んでいた頃、僕は都内まで1時間半もかかるところに住んでたけど、バスはいつも混んでいて立ちんぼだった。なんでこんな空いているんだろう? 不思議だ。

5. 妻は1日何をしている?
共働きなのか専業主婦なのか映像からは判断しづらいのだが、プレゼントもケーキも夫に頼んだ妻は一体何をしているのか、いまひとつよくわからない。

6. この夫は子供を愛しているのか?
なんでこの父親はあんなに無表情でプレゼントを選んでいるんだろう? 謎すぎる。俺、子供のプレゼント買うの楽しかったけどな。喜ぶ顔を想像して、あーでもない、こーでもないと考えた。それとなく欲しいものを聞いたり、小学生の間で流行ってるもの調べたり。あの頃のことを思い出すと今でも温かい気持ちになれる。「幸せな時間を与えてくれてありがとう」ってこっちが礼を言いたいくらいだけどな。意味わからん。

7. この夫婦、段取り悪すぎ?
なんで夫がゴミ袋抱えて玄関を出るところでケーキを頼むのかな? 一人息子の誕生日のケーキくらい買う係も店もせめて前日のうちに決めとけよ。それから、子供の誕生日のプレゼント、なんで当日に買うかな? 俺はいつも数日前に済ましてた。夫婦揃って段取りが悪すぎじゃないかな?

8. なんで息子の誕生日に飲みにくかな?
後輩が上司に怒鳴られ、その彼を飲みに連れていくわけだが、なぜそれを翌日にしないのかな? ここが一番意味不明すぎる。そもそもお前は後輩の親か? メンタルケアやってやるのは実の息子が先だろうよ。

9. 妻の電話シカトすんな
妻の電話をシカトするってどういうこっちゃ? 子供の誕生日に帰らないだけでもどうしょうもないのに、マジでどうなってるんだろう? 妻とは超絶不仲とか? 設定が意味不明すぎる。

10. ナレーションが意味不明
途中、

「あの頃の親父とはかけ離れた自分がいる。家族思いの優しいパパ。時代なのかもしれない。でも、それって正しいのか」


という語りが入るのだが、これまた意味不明。いやいや、君、別に家族想いの優しいパパじゃないでしょ。全然ダメだよ。

また後半、

「親父が与えてくれたものを、俺は与えられているのかなぁ…。ふとそんなことを思ったり」

というナレーションが入るが、「心配するな。何も与えてられてないから疑問に思う必要すらないぞ」ってツッコミを入れたくなるレベル。

11. 酔って帰ってきたところを妻に問い詰められると「風呂入る」とシカト
おいおい、普通に話ししろよ。目ぐらい合わせろよ。それじゃ人としてダメだろ!

12. 「さっきはごめんね」の一言で終わりですか?
えっ、それだけ????

13.  最後の「さ、洗い流そ。」というテロップ
これ、一体何を洗い流すんだろう? 妻への恨み? 意味がわからなすぎる。べっとりと残った不快感を洗い流したいのは息子と妻の方ではないのか? 

14. 子供は何思う?
子供がお父さんのいない夕食の時にどう思ったか、ぜひ入れて欲しかった。子供の心理描写が一切登場しないことにも違和感を感じる。

15. このコマーシャルの目的は一体なんなの?
これ、一体誰に何を訴求したくて作ったんだろう?これを見て牛乳石鹸を買いに走る人はまずいないだろう。逆に買わなくなる人は山ほどいそうな気がするのだが。

違うコマーシャルだったらよかったかも

このコマーシャルがもしも精神安定剤のコマーシャルか、ファミリーカウンセリングとか精神科医への受診を啓蒙する広告ならかなり秀逸なコマーシャルだと思うのだが、どうにも石鹸と結びつかない。もしも話題作りがしたくて炎上を狙ったのならお見事でした。まあしかし、なんとも後味の悪いCMです。

世の中の反応がこれまた不思議

このCMに抱いた不快感をツィッターで流したら、「世の中に完璧な父親などいない」「母親も父親も時々不十分で後悔や自責を抱えてるよね。」「西洋的な価値観に毒されている」などなど、実に色々な反応をいただきました。それらの反応を読みつつ思ったことを少し。

世の中の大半の親たちは、それぞれその人なりに、その時その時のベストを尽くしている。良かれと思ってしたことが裏目に出てしまうことも多い。当然、自責の念に駆られる。当たり前ではないか。そしたらその都度、配偶者と話し合って軌道修正を図っていくしかないのだ。多くの夫婦がごく当たり前にしていることと思う。

しかし、この父親役は一人息子の年に一度の誕生日にプレゼントとケーキ買ってまっすぐ帰ることさえもできやしない。夫婦が話し合っている形跡もない。365日のうちのわずか1日に、両親揃って一人息子の誕生日を共に誕生日を祝ってやるという、ごく簡単なことさえまともにコーディネイトできない夫婦関係で、子供が思春期で難しい時期や、受験に失敗した時、あるいは家族が難病を抱えたりした時に、一体どうやって乗り切るのだろうか?

誰に強制されたわけでもない。自分の意思で結婚し、子供を作ったのだ。「仕事ガ〜」とか言って面倒臭いことから逃げ回っている場合ではないのだ。どんな平凡な家庭だってそれなりのドラマがある。子育てはやっぱり一大事だ。そしてそれがやっと終わったと思ったら、今度は自分たちの親が老い、その面倒が待ち受けている。それが責任を引き受けるということではないのか?

以上、このCMに抱いた違和感モロモロでした。




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2017年8月7日月曜日

Nestのセキュリティカメラ、どうしてなかなかのスグレモノです

さて先日はアマゾンのアレクサ(Alexa)の音声認識の話を書きましたが、今日はセキュリティカメラのお話です。

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我が家ではしばらく前からNestのセキュリティカメラを複数台使っています。これがどうしてなかなかのスグレモノなのです。最初は1台だけ取り付けたのですが、あまりにも気に入ったのでさらに買い足してあっちこっちに付け足しました。

現在この会社からは室内用と外用の2種類のカメラが売られており、左が屋外用で右が室内用です。僕が購入したのは屋外用の方です。屋外用の方が防水防塵仕様になっている以外は特に機能的な差はありません。




ではこのカメラの何がそれほどすぐれているのかかいつまんでお話ししましょう。

1. セットアップが超簡単
このカメラ、wifi経由で動くので、電源以外には特に配線がいりません。WIFIに繋いだらそれで終わりです。セットアップ自体は2分ぐらいで終わります。実際の取り付け作業はもちろんもう少しかかりますが、私は割と簡単に電源が確保できたので、1台の取り付けに30分もかかりませんでした。またカメラはマグネット式で付いており、微妙な角度の調節が簡単にできます。つけてからずいぶん経ちますが、風でズレるようなことも一切ありません。





2. 高画質
このカメラ、1080p の映像を撮ってくれるので、映像が非常にクリアです。音声も録音します。これはよそ様の家ですが、うちもおおよそこんな感じです。



ナイトビジョンはこんな感じ。早回ししてみてください。私はこのクオリティにかなり満足しています。


3. アプリに通知が来る

不審な人影などが映り込むと、アプリに自動的に通知が来ます。しかも、人間かどうかはAIが判断してるようで、人影が映り込むとそのように通知されます。虫などが写り込んでも、「人が写った」(Your camera spotted a person )とは言わず、「何かが写り込んだ」みたいな通知を送って来ます。通知をタップすれば、すぐさまその映像を観ることができます。



4. 映像がクラウドに保存される

さらに、映った映像はクラウドに保存されています。過去の映像を簡単にその場で再生したり、手元にダウンロードすることも可能です。有料サービスに申し込むと過去1ヶ月〜1年分くらい保存できるようです。(下のスクリーンショットの右上隅のアイコンが、ダウンロードのアイコンです。)

5. カメラから音声を発することができる

例えばカメラに不審な人影が映っていたとしましょう。そこで「おい、お前は誰だ?」と話しかけたいとします。アプリのマイクアイコンをタップすると、それがスマホから可能なんです。もちろん、ライブ映像を観ながらです。




このカメラね、全く本当によくできています。これを機に、このカメラ以前にインストールしてあったセキュリティシステムはお払い箱にしました。紹介ビデオを貼っておきますが、実際にこんな感じです。



日本のセキュリティカメラ事情がどのようなものかは知らないのでこれが日本製に対して優れているのかどうかはなんとも言えません。どうなんでしょう? このカメラ、その辺のホームセンターに平積みになって売っています。アマゾンで買うと169ドル。その性能を考えると、十二分安いとしか言えません。



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2017年8月4日金曜日

アマゾンのアレクサ(ALEXA)のカタカナ英語理解度はヤバい

アマゾンの音声認識エンジン、アレクサ(Alexa)を搭載したエコー(Echo)、まだ日本では発売になっていないようですが、アメリカではもう1年以上市場に出回っていて、いくつかのバージョンが出回っています。

 一つはAmazon Echoと言われる筒型のやつで、価格は179ドル。僕、これを自宅で使っています。



 非常に音質が良く、音楽を聴いているとどんな高級ステレオを聴いてるのかと一瞬勘違いさせてくれます。

このほかに廉価版の Echo dot という製品があります。僕、これも持っていますが、これはデモ用という位置付けで、人にエコーの話をするときに見せるのに使っています。今は東京に置きっ放しです。

大きさは上の筒型のエコーが平ったくなった感じです。ベッドサイドなどに置いておいて使うのにちょうどいい感じです。価格は49ドル。

で、最後は最近出てきたのがビデオ付きのバージョン。これ、さすがにまだ買っていませんが、もう店頭に並んでいます。

価格は229ドル。結構しますけど、でもiPadでも買うと思えば安いものです。

アレクサはまじヤバい

さて、以上がアマゾンが出しているエコーシリーズです。これらのプロダクトに共通しているのはアレクサ(Alexa)という音声認識プログラムを搭載している点です。そしてこのアレクサの音声認識率、ヤバいほど高いのです。アップルのSiriがそれぞれどのくらいカタカナ英語を理解するかの比較ビデオを作ってみましたので、ぜひご覧ください。



なお、普通に標準的な英語で話しかけるとこんな感じです。



いかがですか? ちょっと痺れませんか? 使ってみた実感としては、アレクサにまともな発音で話しかけると9割くらい認識してくれる感じです。一方Siriはせいぜい6〜7割といった実感です。

増えてきた対応製品

で、このアレクサを搭載する製品、ガンガン増えつつあります。まず、アマゾン製のタブレット製品。これら、49ドルとか79ドルとかそういう意味のわからない安値で売っています。一体アップルは何をやってるのでしょう?


またアマゾンはエコーシリーズ以外にも Amazon Tap というスピーカーを出しています。これはバッテリ駆動の製品でこれ自体が外部バッテリとして使えるという優れものです。ただ、常にマイクがオンになっているわけではなく、喋りかけるときは製品の上部をタップしなければなりません。電池を長く持たせるためにこうしたのでしょう。



サードパーティも追随

さらに、サードパーティからもアレクサを搭載した製品がドカドカ出てきています。こちらはその辺のスーパーの店頭でよく見る VAUXという会社の製品です。たったの49ドルです。こちらも製品の上部をタップして話しかけるタイプ。




こちらはFABRIQ という別のメーカーの製品。こちらの49ドルです。これも上をタップ方式。

近所のターゲットにこんな感じでぶら下がって売られていました。



もっとラジオっぽい形の製品もあります。こっちのはアップルのAirplay にも対応している模様です。



またこのアレクサ、各社から出ている「スキル」というのものをダウンロードすると、色々とやれることが増えていきます。ジョークを言ってくれるスキルとか、スタバのコーヒーを頼めるスキルとか、ウーバーの車を頼めるスキルとか色々と出ていて、日々増え続けています。僕は家の空調をネストのサーモスタットでコントロールしているので、これに対応しているスキルをダウンロードしました。これで、「アレクサ、ちょっと寒い」とかいうと室温を上げてくれるようになったのです。

音声認識というU.I はまだまだ始まったばかりです。しかし、今の段階ですらすでに、スマホでアプリのアイコンを探すのがまだるっこしく感じられてきました。あと、「声だけ」というのにはちょっと無理を感じていて、多分これは今後、表情を読む、ゼスチャーを理解するといった方向で進化していくんじゃないかと感じています。また、車などのように閉じた空間でも普通に使われるようになるでしょう。

日本のメーカーはもちろん、アップルも完全に後塵を拝しています。








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