2017年9月25日月曜日

日本はまるで「モーレツ!オトナ帝国」

日本は、行くたびに本当にいい国だと思う。例えば治安の良さ。日本に出向させたフィリピン人従業員たちが「日本は言葉が通じない外国なのに、フィリピンよりも東京の方がずっと安全に感じる」と口々に語っていたが、そう感じる外国人はきっと少なくない。こんなに安全な国はおそらく他にないだろう。ありとあらゆる店における最高の接客態度、すべての街角にある異常なまでに便利なコンビニ、おそらく「ハズレ」がない食事、充実した健康保険制度、定刻通りに動く鉄道網。ある意味「完璧」と言ってすらいい世界なのだ。

そこには「変わらない世界」がある


強いて文句をつけるとすれば、この完璧さはあくまで「80〜90年代の延長にある完璧さ」なのだ。どこのお店でも現金が一番便利。駅前に列をなしているタクシー。24時間営業ののコンビニやファミレス。見たいものがなんでも揃っている駅前のTSUTAYA。僕が20代だったころから驚くほど変わっていない。

もちろん、変わったことも少しはある。アマゾンや楽天で買い物ができるようになったことや、電車の中で新聞や雑誌を読んでいる人がいなくなったことがすぐに思い浮かぶ。でもその変化は、同じ時期に他の国が体験した変わりようと比べると、驚くほどマイルドなのだ。

いくつか例をあげよう。

例えば日本には、今でもUberのようなライドシェアサービスがない。あれは事実上の白タクじゃないか、という議論があるのは百も承知だ。しかし、それならば同様のサービスをタクシー会社が提供してたっていいはずなのだ。配車アプリは一向に普及せず、タクシーを呼べた高い迎車料金を取られる。駅前に列をなすタクシーを見るたびに、昭和を生きているような錯覚に囚われる。自動車大国アメリカですら、大都市では乗用車を手放して暮らせるほどにライドシェアが一般化しているというのだ。

あるいは他の国では、現金が急速に消えつつとあるというのに、未だにどこにいっても現金払いなのも実に不思議だ。それでいて、現金を銀行から引き下ろす度に、しっかり手数料を取られている。それでいて、誰もそれを変だとは思わない。

新幹線の切符は、なぜEチケットになっていないのだろう? 飛行機ですらEチケットだというのに。

なぜSuicaやPasmoをチャージするのにいちいち現金が必要で、クレジットカードが使えないのだろう?

なぜ、未だに飲食店での喫煙を議論しているのだろう? インフラ整備が日本の50年後ろを行っているフィリピンですら飲食店は全面禁煙だというのに。

関連記事:海外に行ったら、ライドシェア・サービスを利用しよう!
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懐かしさすぎる国、日本

2001年に公開された「映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」という作品をご存知だろうか? 大人たちが子供たちを置き去りにして、20世紀の懐かしさの虜になってしまうという物語だ。



日本に帰るたびに、まるでこの「オトナ帝国」に来たかのような錯覚を覚える。30年前に問題とされていた少子高齢化や年金問題は、今でも同じような議論が続いている。通勤電車も変わらず満員のまま。昔のヒットアニメが次々と実写化してリメイクされ、オトナたちがこぞってそれを見に行っている。オトナたちがおもちゃを「大人買い」している。お台場には実物大のガンダムが建てられている。これではまるで、オトナ帝国そのものではないか。そしてこのオトナ帝国は実に居心地が良いのだ。

関連記事:僕らは通勤で何を失っているのか?


どうして変われないのか?

どうして日本だけが世界の潮流から取り残され、オトナ帝国になったのだろうか? それは、日本中が変化を恐れるオジさんとオバさんだらけになったからだ。日本人の平均年齢は、今や46.5歳。人生50年の世だったらばそろそろお隠れになる年齢が、僕らの平均年齢になりつつあるのだ。当然のことながら、新しい発想なんか出て来やしない。また別の人が出したって、寄ってたかってぶっ潰すのだ。何しろもうそろそろ50歳で、人生の後半を考える時期に差し掛かっている。下手な博打を打つよりも、予想がつく世界が続いてくれた方がいいのだ。僕だってもしも海外に住んだりしなかったならば、この居心地の良い世界が続くことに無自覚なまま加担したに違いない。

そろそろ正気を取り戻さないと……

今後日本はさらに難しい局面を迎える。だがそこ頃には、国民の平均年齢は50歳を遥かに超え、今よりももっと変化を恐れるようになっているのだ。そしてそうなってからではあまりに遅すぎる。財政破綻したり、人口が今の半分になってから気がついても少しばかり遅すぎるのだ。

クレヨンしんちゃんの父、野原ひろしは映画「オトナ帝国の逆襲」の中で、自分の靴下の匂いを嗅いで正気を取り返すのだが、僕らもどこかで靴下の匂いでも嗅いて正気を取り戻さないと、本当に取り返しのつかないことになってしまう。

僕らもそろそろこの昭和の香り漂う「オトナ帝国」をやめませんか? 懐かしさに浸っていても、未来は拓けないのだから。

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2017年9月24日日曜日

メールの「断捨離」を決行してみた


1年くらい前に「僕らは通勤で何を失っているのか?」という記事の中で、僕らがいかに通勤で時間を失っているのかについて書いた。

時間捻出で悩んでいる人は多いらしくて随分読まれたのだけど、今回は、通勤時間の短縮以外に僕が実際にやってみて、面白いくらい効果があった「メールの断捨離」について紹介してみたいと思う。

関連記事:僕らは通勤で何を失っているのか?


メールとの格闘


何が嫌いだって、ゴミメールが嫌いだ。まず、第1にいちいちゴミなのかどうか判断しなければならないのがイヤだ。次に、ゴミを削除するのに手間がかかるのもイヤだ。削除する際には、大事なメールを読み落としたり、誤って削除しないよう気をつけなくちゃならないのもイヤだ。

来てたはずのメールがない……。そんな経験は誰にでもあるだろう。そんなこんなでメールを読むこと自体が嫌になってしまい、いつも未読メールが溜まっていた。あまりにも慢性的に溜まっているので、大事なメールは拾って読んでいるつもりではいても、何か大事なことを見落としているんじゃないかと常に不安だった。

一度メールが溜まってしまうと、やがてこんなふうになる。まず一番最近来たメールから処理しようか、それともまだ残っている未読メールを先に読もうか迷うようになる。来たばかりのメールを処理しているとすでに溜まっている未読メールがさらに長時間未読になってしまうし、先に未読メールを読んでいくと、結局は返事を書くのが遅れる。そしてその間にも、また更に新しいメールが届くのだ。泥沼に足を突っ込んだような感じで、抜け出し方がわからなかった。たまに時間をかけてすべてのメールを処理し切っても、すぐに元の生活に戻ってしまうのだ。


断捨離を敢行

そこで、ようやく抜本的な対策をとることにした。そもそも考えてれば、どうでもいいメールが来すぎなのだから、それらが来ないようにすればいい。

まず第1にすべての広告メールを配信停止にした。どうしても止めようがないメールは迷惑認定して、迷惑メールフォルダ行きにした。こうしてみると、過去に1、2回利用するためだけにユーザ登録したサイトが数十社以上もあった。ユーザ名もパスワードも覚えていないから、ずっと面倒くさくて放置していたのだ。それぞれの会社からダラダラと広告メールがやって来て、このメールの洪水を引き起こしていた。思い切って半日ほど時間を割き、広告メールが多いものから止めていった。すべて止めるのには1〜2週間くらいの時間を要した。




次に仕事のメールにも手をつけた。あまり自分に直接関係のないメールは、関係者にお願いしてCCから外してもらった。また、部下に思い切って判断を委ねて、よほどのことがない限りCCを入れないようお願いした。

さらに、会社のグループアドレスなどに自分の名前が入っていたら、これも片っ端から外してしまった。かつては意味があったグループアドレスでも、今となっては他人任せで十分なことがたくさんあった。


絶大な効果

結果はどうだったかというと、笑っちゃうくらい効果があった。
最初の大物のスパムメールがいくつかなくなっただけで、ハッキリとした手応えを感じ始めたので、あれやこれやと止めているうちにあっという間にメールが80パーセントくらい減ってしまった。1日1時間は確実に浮いたと思う。また時間的な効果よりも、むしろ気持ちが軽くなったことの方が大きい。


メールボックスがいつも空というのは実に気持ちがいい。処理や返事を忘れるメールがなくなった。一体今まではなんだったのだ? 

そんなわけでこの「メールの断捨離」、強くオススメします。メールの洪水でお悩みの方は、是非トライしてみてください!









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2017年9月16日土曜日

昨今の電気スタンドの目覚ましい進化

日本に滞在中にベッドサイドに電気スタンドがないため、どうにも微妙に譜面でした。ですのアマゾンで安い電気スタンドを購入。レビューがいいものを適当にポチッとしたのですが、頼んだことさえ忘れてしまっていました。

で、一昨日の朝についたのがこれ。なんかあまりに小さい箱なので誤って別の商品を注文してしまったかと不安になりつつも開封。



そしたらちゃんと自分が注文した電気スタンドが入っていました。

電気スタンドを購入したのは10年ぶりくらいですが、あまりに小さく軽くなっていて驚きを受けました。電球からLEDに替わって形状も自由になり、また消費電力も小さくなったのでこんなことが可能なわけですね。



土台の部分はクリップにもなっていて、どこかに噛ませてもいいし、据え置きでも使えます。そこに滑り止めがついていて、結構ちゃんと立ってくれます。



明るさは3段階で調節可能。首は自在に曲がります。



一番驚いたのは電源がUSBだったことと、これ充電可能だったことです。

赤い電気が点灯している時には充電中です。



というわけで、この電気スタンド、オススメします。わずか 1,380円で、アマゾンでベストセラーになっています。USBケーブルは付属しますが、ACアダプタは付属しません。でも、Ankerのモバイルバッテリに2つUSBの口があるので、これに挿して充電です。

関連記事:買ってよかったモバイルバッテリー Anker PowerCore Fusion 5000

というわけで電気スタンドならぬLEDスタンドの紹介でした。マジでオススメします。





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